夏の晴れ間のお祭りに (1) 長身の美学

奇遇にも7/31は今年2度めの土用の丑。なんてことはさっぱり忘れていたけれど、W が全員大活躍で天気も持ちそうやったんで、関西お手軽うなぎ漁に出てみた。良きも悪しきも成果報告。

朝。大阪駅までは人波に揉まれる。女性専用車すら満員御礼、新快速は言わずもがな。そこを過ぎてしまえば、京都までは悠々。
ではまず1本め、6A=W1。

枕木4本分くらい我慢が足らんやった。珍しく同業さんがいない時に限って詰めの甘さを露呈。

それと、望遠買ったらこんな感じで撮り直したい。

新快速に乗り直し、東をめざす。野洲から221に乗り継いで爆睡したら、ちょっと元気になってきた。
そんな米原で2本め、7154A=W7。

西明石と違って背景すっきりなのはいいが、光のコントロールが微妙ったらありゃしない。現場チェックでは猛烈に暗くてもうだめかと思った。

わずか10分で入場券終了。ちょっとばかり移動して3本め、7158A。ケーブル柱避けを見事に失敗。しくしく。とりあえず、その近辺で撮ったテストショットを代理で出してみる。

葉っぱで建物を強引に排除。

昼食後、米原に戻ってまた入場券。今度はたっぷり使うよ。どっからどう撮るかなー。

だからそういうのは望遠買ってからやれと何度言ったら。
迷った挙げ句に4本め、29A。

あう、通行人が。その人がいなくても結局しっぽは入らないわけだが、なんとなくインカーブで撮りたくなったもんで、つい。

でもやっぱり切れるの嫌やな。この時点では2本めがボツかもと考えてたので、そのリテイク的な意味もあって下りホームに移動。とはいえ、午後の米原でこっちから撮るのは側面がもろ影なわけで。四角いやつらではどうしても顔だけ星人に。

丸い断面に期待して賭けてみる。5本め、28A=W8。

スレスレにもほどがあるわ! 一応収まってんけどね。一応。午前と午後で構図はそっくり(立ち位置は2両分くらいの差)だが、結構印象変わるもんやね。こういう輝きをトッピングできるのは逆光ならではなので、個人的にはこっちに一票。

すぐさま新快速で引き返し、また京都。今度は駅ビルの片隅から。以前来た時は晩秋で夕日がええ感じやったけど、夏はそうもいかん。せめて東寺と山並みで古都っぽく。
6本め、7179A。

実は顔にざっくりワイヤーかかっとるんだが、遠すぎて目立たないのが不幸中の幸い。

当初計画ではここまでが限界かと思いきや、ダイヤをよく観たら帰る途中でもう1ヶ所立ち寄れるではないか。で、新大阪。29A とは違うホームに入るから、若干目新しいかも。
ラスト、7183A=W9。

米原で散々我慢した「ななめ病」がとうとう発動。しかも角度甘いし。ま、これはこれで。夜の 51A も観たかったが、遠征でフォローできればええな。

心の赴くままにその場で構図を決めていったが、並べてみたらさすがによく判った。要するに、今のわたしの好みって「長いものをさらに長く見せるのが萌え」らしい。広角寄りの標準レンズだけで2ヶ月撮るうちに必然的に決まったのか、あるいは元からか。機材が増えたら、これがどう変わるか楽しみ。
けど一番の収穫は、無心で撮るってやっぱ超楽しい!という至極当然の事実を再認識できたことかも。特に午後からの高揚感は半端なかった。突撃してよかった。

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