停車場の人込みの中に (1)

せっかく東京まで出てきておいて、何も撮らずに帰るなんてもったいない。でも今回、帰りに乗ったのが 29A という以外、500の出る幕はほぼなし。
そこで視点を変えてみた。東にしかないものを観よう。

で、東の撮影地を知らないわたしは上野駅にやってきた。理由は単純、雨でも来れて、宿も徒歩圏内で楽だったから。ただ、東北上越系の駅撮り写真で、上野はほとんど見かけない。その訳に気づいたのは現場到着後。

ざっくざく立ちはだかる、見事な柱。新幹線ホーム入るの初めてなんで、そんな事情は露知らず。
だが、そうやって冷静に観たのはだいぶ後のこと。正確には、上りホームに着いた瞬間から大盛り上がりだった。

目の前に停車中の回送。シルバーにグリーン。ま、まさか。

いきなり400との遭遇きたー!
この距離で実車を観たのは多分初めて。通過シーン目撃ですら数える程。完全消滅前に間近で観れてよかった。

なにぶん回送のため、いつ動くか判らない。慌ただしく記録。

ステップ出してなお、この隙間。Max 系列との車幅差を実感。

これ、鳥だとばかり思っていたが、人の顔も兼ねてんのか。

つばさの証。ロゴ縁の汚れっぷりがベテランらしく見える。

そして、横顔。こうして観るとやっぱり、100や200のエッセンスを受け継いだ「東最後の3桁系」やなぁと。

8分後、L11 は東京方面へ去った。折り返しでまた会えそう。制限が多すぎる中でも、構図を考えながらしばらく過ごす。すると、視界を遮る可能性のある21番線に何か来た。これは200っぽいヘッドライ…て、ちょっと待て。今の色は。

K47 参上。ノーマークだった分、喜びもひとしお。

それを見送ると、2分とおかずに L11 が客を乗せて戻ってきた。そして数十秒後、つばさの「2つの顔」が並んだ。

L53+L11。つくづく柱が惜しい。

じっくり観れたのは嬉しかったけど、写真的にはいまいち。本当なら青空の下で撮るのが理想。しかし、東でデザインがツボな2種とも、主戦場は遥かに遠い。東海道500最後の1年とかぶってなければ、東北にも行ってみたかった。

つばさ2本が去った後、夕食に向かおうと在来線フロアまで戻った。が、そこから予定外の延長戦に突入する羽目に。そっちの話は次回。

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