みたびの春 (3) 鉄壁の狭間で

祭りの余韻がなかなか冷めん。この小倉旅、新幹線的にはラストへ向かって右肩上がりな展開。なので中盤は少々ゆるめに。

見覚えのあるバス停付近でトンネルの入口を探す。と、東海もびっくりの超厳重なフェンス群が登場。さらに視界を阻みまくるコンクリの壁。うぅ、さすが関門トンネル。正確には「新」関門。
高校の窓から見えてた黄色さんも今思えば防音壁がっちりやったし、なにげに小倉は駅以外のまともなポイントがものすごく限られるらしい。その貴重な1ヶ所がこのトンネル脇。
ってなんか来たよ! あたふた。

初見の場所に立って数秒で架線柱を抜く技術は持ち合わせてない。編成番号が読めるだけまし。多分。4両ってかわいいな。

しばし試行錯誤の末、おそらく1名限定の立ち位置を特定。最大望遠でぎりぎり。しかもこのカメラだと縦でしか構えらんない。用宗や大津もびっくりのシビアさ。


とりあえず2本撮ってみた。柱が抜けきれんかったり、抜けてもチキンな早押しになったり。微妙。つーかこの角度だと、16両と8両が見た目ほとんど変わらん。曇天のおかげで露出ぶっとばなかったのだけは幸い。

さくっと次の地点へ移動。桃色ラインの93番渡場ゆきで西へ進めば、市内にあるもうひとつのトンネル入口。の場所はそれこそ中学の頃からよーく知っているが、鉄的にどうだったかまるで記憶がないので、とりあえず来てみた。が、しかし。

うわぁ。これはきつい。立ち入り封じフェンスのさらに奥にもう1枚フェンスとか、どんだけ念入りやねん。せっかくの大カーブでおもろそうなのに、もったいない…。

念のため無理矢理挑戦。それでもフェンスが消しきれんのは、性能か腕か不可抗力か。何にせよ、わたしには無茶すぎ。

つまり、おとなしく駅に戻って撮れと。
17時以降、この近辺は定期運行で W と V が乱れ飛ぶ。のもあと数日で終わりなので、効率重視なら駅撮りも悪くない。


早速 668A。小倉の駅員さんは厳しい。安全柵の内側にいても、柵に触ると怒られる。過去に激しい何かがあったのだろうか。それはさておき、この角度で撮るとあのかくかくパンタが天井の模様と同化して、意外と目立たない。

29A。くねっと感を出すはずが、絶対かぶる RS の存在を忘れてて撃沈。ってそんな時に限って W1 来るしー!

悔しいので、出発シーンを遠近感強めで追加。

入線で露出ミスった 659A。短編成でも顔の長さに変わりはなく。

夕闇に溶けそうな 50A。停車駅の流しはへたっぴにも優しい。

本当ならこの後に折り返す 762A&769A も観たかったが、18時半でフリータイム終了の通知が来たのでここで引き上げ。ひとつ判ったことがある。

29A はこっちから撮るべきだった。それでもかぶるかもしれんが。
ともかくそれなりに小倉を撮り倒した数時間であった。空き時間利用でこれだけ撮れれば御の字だが、これで終わらなかったのは運なのか執念なのか。

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