実録・おひとり様物語 天恵編 (3) 太陽の贈りもの

好天続きでうずうずする。調子戻ってきたしメモリーカードも買い足したので、早くも明日以降の計画を練り中。
では東海路のラスト、帰り道を兼ねた最終日の模様を。

部活終了後、女子5人で居酒屋へ。終電無視で2時間少々、まったりしつつ大いに盛り上がった。また来月よろしくですよ。
宿に着いて風呂とレポを済ませ、メッセージを一気に送信、倒れるように寝たのが27時半頃。さすがに6時半で一発起きとはいかなかった。が、7時半の地下鉄に乗らないと計画がだいなしだ。パンひとつとコーヒー半分を2分で流し込み、なんとか出発。
ちなみに、初の名古屋泊に使ったのはこちら→三交イン名古屋伏見。名駅にもライブ会場にも地下鉄ですぐという利便性を買った。風呂して寝るだけなら余裕。今年オープンなせいか、タクシーの運ちゃんに通じなかったのが惜しい程度。

めざすは在来線のない岐阜羽島。そこで名鉄の出番だ。多めに買っといたトランパスで、すいすい移動。

うっかり特急に乗ってしまった。乗り換え駅の笠松には停まらないようだ。一宮で余分な乗り換えが増えたが、後続の快急と違って転クロだったので少し横になれた。

笠松から支線の竹鼻線を経由し、そのまま新羽島に到着。1面1線のちまっとした駅だが、これがあるとないとじゃ大違い。赤い電車に心の中で礼を言う。

ゼリー飲料と茶を買い、バスに乗って少々。高架をくぐれば、前日に急遽乗ったひかりの車中から見えた通り、収穫目前の稲穂の一群が広がる。そして振り向くと、大きな構造物が両手を広げて待っていた。

ソーラーアーク。車窓風景としてはすっかり名物。これと新幹線を一緒に撮れるんちゃうかと調べたら、やっぱり実例発見。それを自分で撮ってみようというわけ。早速ポイント探しに入る。

あんまり稲穂がいい感じなもんで、ついそっちをクローズアップしちゃったりして。

早速、第1ターゲットの 9A が来る頃になった。ところが。

うわああ。上りのひかりに割り込まれた。集中力が切れたのか、後追いもいまいち。ま、光の加減としては 6A の方が正面順光やから、そっちに賭けるか。
それまで約1時間、他にいい角度があるか探ってみる。試しに、1本近い道に移動。

田園風景の中にひょっこり顔を出す先進技術。これもこれでおもしろい。が、相手が500となるとどうしても「長さ」を強調したくなるのが常というもの。やっぱり最初の場所に戻った。
というわけで、アークと 6A、長いものツーショット。

その者青き衣をまといて、という台詞が一瞬脳裏をよぎったのは気のせい。青さじゃブルトレには負けるもんな。

当初、すぐ移動するつもりだった。でもなぁ。目の前まで来て見学もせず帰るのって、もったいなくない? やっぱアークも覗いてこ。トイレ休憩という理由が先にあったのは秘密。
入口でパンフと布製シールをもらう。目立つ所にシールを貼れば見学者の証。カフェでココアを1杯飲んで、さてと。

…でかっ! 右下の警備のおっちゃんと比べていただきたい。

足がだいぶ限界近かったので、エレベーターで2階へ。中から観るとこんな感じ。中というより、裏か。巨大パネル群を支えるのにこれだけ鉄骨が要るんやな。

ソーラーラボという見学施設は、基本的にはお子様レベルで作ってあるが、大人でも意外と楽しいかもしれん。質量比や距離などの数字はわかりやすく体感できるし、ストップウォッチ状のものは地味に高難度。ラボ以外にも、外周の庭にいくつか展示物があったけど、そちらを回る余力がなかったのがちと残念。

観終わって外に出ると、雲ひとつない快晴。今日の太陽光発電はさぞかし絶好調だろう。出口に向かいながら、どうにか全景が入らんかと頑張ってみたが、何度やっても無理だった。

大垣ゆきのバスは行ってしまった。羽島ゆきも当分来ない。タクシーを拾って、また名鉄に乗ることにした。トランパスの残額で岐阜まで行けば、鉄道の日きっぷ復活だ。岐阜といっても、名鉄〜JR で5分以上離れているのは不便だが。
羽島以降、乗るものすべて転クロで空いていたので、ひたすら寝て過ごす。体力と時間の関係上、滋賀県内での新規開拓は次の機会に。せめてと思って最後にまた米原に寄り、29A をお迎えして、今回の撮影大会は終了。ものすっごい影かぶってるけど、それより奥だと末尾切れんかね。微妙なところ。

そんなこんなで、東海2県の実績がようやくできた。ライブの影響もあって、ふくらはぎが見事に固まってしまい、湿布のヒラメ貼りを2日続ける羽目になったが、まあ名誉の疲労ってことで。フェルビナクはやっぱ効くわ。

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