旅のための序曲 (5) ひかりの下に集う

朝から京都辺りに出ようかと思ってたけど、歓迎会がこってり2次会まであっては仕方ない。新神戸に向けて体力温存。この後昼前に出るつもり。
13日のまとめ、つまり、やたらと長い前哨戦はこの記事でおしまい。博多で気ままに過ごしたひとときを。

さあ、博多だ。買わねば。

アレを。なんか大量に生息しているっぽいものを。

博総も真っ青の W 祭り会場はこちらですか?


案の定、売店という売店すべてにバームクーヘン。基本は縦挿し方式で、冒頭のディスプレイ方法は1店でしか観なかったけど、鉄道車両の形をした商品は平置きが似合うよなー。
ハイテンションを押し隠して眺めていたら、卒業旅行っぽいグループから女子が1人やってきて「九州行くって決まってから絶対買いたかったんだよねー」と嬉しそうに1編成捕獲していった。他にも非鉄にしか見えない人たちが来るわ来るわ。RKB で紹介された(と書いてあった)のも一因だろうか。
結局3編成お買い上げ。その後宿で、持参のバッグに詰め替え。他の贈答品類(自宅用ひよ子サブレーとか色々)も合わせて、持ち歩きやすい完璧なバランスに整えた。

話を駅に戻そう。満足して改札に向かいかけた時、視界の隅に何か入った。

うわ、何故こんなところに!
本来何かの窓口であろう場所を占拠する模型。眺めていたら、家族連れがやってきてお子様と記念撮影したり、外人さんがやってきてコンデジで撮っていったり、こちらも人気。

おりしも大改装中。ふと見上げると、黒ベースの案内板に、西の管轄を示すであろう青ライン(在来線=九州サイドは赤だった)。どことなく500系に通じる色合いが、これから長らく博多駅に残ると思えばちょっと嬉しい。

チェックイン後、ヨドバシでメモリーカードを補充。そして夕食は勿論ラーメン。すっかり満腹で筑紫口へ向かおうとしたら、見慣れぬ空間に出た。

はて、ここは? 見回すうちに、答えを見つけた。

ひかり広場。これも大改装で出現したもののようだ。由来解説を読んで、ふと思った。
九州全通したら、西のひかりは列車名から消滅するんかな?
レールスターに替わる速達タイプという説がある、さくら。V とともにこだまの任を担う予定の E。そしたら、ひかり担当車両がいなくなるような気がする。既に岡山以西(早朝は広島以西)はひかりと言ったら E しか来ない現状、それが消えたら…。
その前に「ひかり」の名を残すための場所、それがひかり広場であるように思えてならない。


吹き抜けから見下ろせば、賑わう土曜夜の自由通路。

明らかに時間のメタファーを感じる、12分割で円を描くシンボルマーク。その意匠は椅子にも、天井の照明にも。
ちなみに、ラーメンを食べたのはこの広場に直結したデイトス(駅付属の商業施設)2階。デイトスって名前だけは中学の頃から知ってたけど、小倉からは遠くて一度も来なかった。まさかそれ以上遠い今になって訪れるとは不思議なもので。

ひかり広場直結の改札横で、博多から東京までの乗車券を買い、そしてついに特別な特急券を発券。さあ、いよいよその日がやってくる。

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