実録・おひとり様物語 交錯編 (2) 愛情は裏返る

なんか首筋に違和感。焼けたかな。がっつり日焼け止め塗ってってんけどな。その原因となったのは当然、2時間近く炎天下にいたことなわけで。雨よりは断然いいけど、暑すぎ。まあともかく、事の顛末をどうぞ。

赤穂線として乗った車両は、さっきと同じような外見の115。だがしかし、その中身が一味違った。

一瞬223に乗ったかと見紛う、あまりにお馴染みの転クロと荷物棚。よーく観ると窓はオリジナルのままなんだけどね。リニューアルってすごい。

ここは単線。途中までとはいえ、新快速が直接乗り入れている路線とは思えないが、それが事実。だから時々「交換」がある。長船で待っていたら、相手が来た。

あ、岡山で1本見かけたやつに似てる。なんか爽やかな色やな。
帰って調べたらこの213、マリンライナー出身の子だった。色に納得。岡山に止まってた分は改造車らしい。あんなへんな改造、撮っとけばよかったな。

そんなすれ違いを経て、次の駅が目的地。ホームと小さな待合室以外なにもないプチ駅に客を降ろすと、115は去っていった。

香登。かがと、と読む。なんかこの一帯は難読が多いなー。帰りに通った日生も読めなかった(正解:ひなせ)。読めるのは英賀保とか御着とか、アーバンの路線図圏内まで。
っと、のんきに無人駅堪能してる時間はないんやった。出発。

ひたすら十数分歩いて、土手に到着。

吉井川。山陽地区屈指の著名撮影ポイントと聴いてやってきた、今日の舞台。とりあえず場所を決め、メモってきた便を片っ端から撮りまくった。の、だが。
えー、非常に残念な結果に終わりました。ほんとひどい。目も当てらんない。何がひどいかというと。


100。

300。

700。

レールスター。

そして N。
みんな曲がりなりにも全身収まってんのに、何故よりによって500だけミスるのかと…。せっかく臨時ひかりで走る日だからわざわざ来たはずが、ものの見事な滑りっぷり。ほんと泣けてくる。

まあね、根本的な間違いが2つあるんだ。

ちょっと離れたこの位置からおとなしく撮っときゃいいものを、迫力欲しさに橋の近くで粘っちゃったこと。ひよこには敷居が高かった。
そしてもうひとつは上5枚で一目瞭然。えぇ、午前しか順光にならん場所で真逆光の午後3時に撮ったわたしが悪かったですごめんなさい。出直してきます。どーしても16両のうちにまともなの撮りたいから頑張るよ。って朝何時に起きりゃええんやろ。だいたいそれ言ったら茶畑も浜名湖も富士川も桂川も再訪必至。金と時間が。あたふた。

そんなわけで、がっくりな感じで香登に帰還。もうじき帰りの電車が来る。背後から通過音がガーっと…ホームから高架見えるんかい!

なんだ N か。
しかし、てきとうに撮ったものほどまともに撮れる不思議。好きな車両ほどミスが多い。500を筆頭に、RS は今日3本来たのに成功1枚だけ、300・700・N は外れる方が稀。いつもそうだな。なんなんだこれは。好きすぎて空回りしてんのか。さじ加減って難しい。

緑と街と海を、少しずつ眺めながら帰った。
播州赤穂で乗り換えて、すぐ出るはずの新快速は、住吉の事故の煽りで2分遅れの発車。神戸市を越えた頃には4分遅れに拡大していた。やっぱり回復運転はしてないんだな、と思った。223が 120km/h でぶっとばすの大好きなんだけど、安全には替えられんね。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。