実録・おひとり様物語 新星編 (2) ただ過ぎ行く被写体

日帰りなのに話が長くなるのは何故だろう。そんな仕事始めデーのまとめ続き。わたしは元日から仕事でしたがなにか。
さて、それでは N700 祭りの後、というか最中というか、前回書ききれなかった時間の内訳を。偏った意味で見ものだった。

N に限った話ではなく、晴れた日、特に午前中の東海道区間といったら、あれだ。そう、富士山。皆さんよくわかっていらっしゃる。だって鉄橋渡った途端、E 席の人が一斉に窓に貼り付いて、デジカメや携帯でかしゃかしゃかしゃかしゃ。
A 席から観てると、その光景自体が壮観だった。むしろ、この席じゃ富士山撮れやしない。そこで急いでデッキへ移動。

ん? 何故か、どの扉の前にももれなく人が。まだ新横浜までは数十分あるので、降車待ちではない。そして思い出した。指定席にいるとすっかり忘れていた話を。
自由席あふれてるんやったわ。
入りきれなかった人が、1扉につき1人という、自由席と比べれば余裕と言えなくもない密度でデッキを占拠していたのであった。全員どう観ても「東京ひとり暮らしの人が里帰り終了」風味。とりあえず、5号車に隣接しているデッキの扉(4号車と6号車含む)は全部埋まってた。

でもさー、だからってそんなに窓に貼り付かれたら撮りに行けませんから!

仕方ないので4号車側へ。座り込んで寝ている人の頭上から失礼。

5枚くらい撮ったんだけど、かろうじて輪郭が無事だったやつがこれだけ。

露出的にはこっちの方が良かったんだけどねー。送電線邪魔。要するにあれだ、車内から良いの撮りたかったら鉄橋渡る前に張り込んでおけと。もしくは E 席確保。今回素晴らしい快晴だったんで、取れなかったのが惜しまれる。ま、かわりにポーラの鏡像に気づいたからいっか。

その後、悠長に最後尾撮っててあやうく快速を逃しかけたり、急行なのに後半各駅停車という相鉄の謎に戸惑ったりしつつ、実質滞在時間3時間少々で全予定を消化。慌ただしく帰途に就く。なにが慌ただしいって、帰りののぞみをこれから取らないかんことだよ! 世の中と逆の移動だから取れると思うけど…。
が、電車移動開始した時点で15:47。あー、無理だ。500は無理だ。2本もあるのに遅い方でも間に合わない。残念。仕方ないので、窓際が取れる最速の便を探したら、16:50新横浜発、になった。ただの700。年末が往復500だったから、1ヶ月ぶりくらいだな。
ちなみに帰宅後、その500×2本の直前の便も都合により500になったと聴いて、ものすごーく悔しがったのは言うまでもない。

ま、いいや。なんか20分くらい時間あるし、撮る練習でも。と思ったら上りホームになんか来た。

ちょ、またしても B 編成か! しかしそれだけではなかった。

入れ違いで下りホームに来たやつまで B 編成。

夕日に向かって走る B1 を見送る。あ、向こう側にいるやつは300。青ラインの上下で太さが違う、という見分け方を後で知った。

さらに数分後。間もなくわたしが乗るやつが入線、という案内の中、また上りに来た。B15 ってちょっと数字が大きくなったな、と思ったが、帰宅後調べたら B 編成自体が15本しかなかった。じゃ、トップナンバーとラストナンバーをいっぺんに観たってことかい。
そうそう、先に上ってきたやつは B7 だったっけ。と、何気なく朝撮ったやつを確認したら、なんとあのこだまも B7 だった。岡山でひと休みしてから上京してきたのだろうか。

とまぁ、結果的には一番たくさん観たのが B 編成という珍しい行程に。しかし、さすがにわたしを乗せに来たのは普通に東海所属だった。勿論車内チャイムもアンビシャス。でもあれ、特に途中駅バージョンがあの曲だと理解したのがつい最近なのはわたしだけか。確かに言われてみれば「びーぃーあんびしゃー」なんだけど、雰囲気違い過ぎ。
とりあえず、新横練習でひとつ変なものが撮れたので載せとくか。

品川停車した700が通過中。でもこういうふうに撮れると、ただの壁。

計算上、18時過ぎと19時過ぎに500とすれ違うことに、長津田で拾ってきた時刻表で気づいた。ではそれまで access の続き聴きつつ、au ショップで拾ったカタログ観て機種変の候補決めるか。
そこで Wooo ケータイに心奪われてしまい、17時台にも500すれ違いがあったことを知るのはもっと後のこと。
とはいえ、どっちにしろ静止画像ですれ違いを撮るのは、コンパクトデジカメ程度の性能では無理な話であった。ほぼ全力(500は最高速度ちゃうけど)で走るのぞみ同士てことは、時速500km 以上で一瞬にして消える物体を捕捉しないといかんわけで。
結局、今回500とはすれ違い放題だった。次はちゃんと、もっと早く席押さえて乗ろう。

やはり下りの車内は空いていた。3人がけ3列に、終始4〜5人しかいない。そしてさすがにハードスケジュールが堪えてきたのか、京都手前でまた眠気が。いや、これ寝たら広島行っちゃうから寝るなよ。
なんとか耐えて、京都駅。おや?

全部のぞみ。ひかりもこだまも気配すらしない。しかも横浜線並の運転間隔。夜の東海道西側ってこんなもんなのか。

しかし、久々に本気で疲れた。これの前編書いてる最中に寝落ちしかけるわ、今朝もさっきまでソファで力尽きてるわ。日帰り出張が常態化してるビジネスマンの皆様、お勤めごくろうさまです。わたしはあんまり真似したくないなと思った。

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