旅のための序曲 (4) 軌跡の美を奏でる

非鉄ネタを出すタイミングを逸し続けている昨今。気分的にも完全にこちらへ偏ってしまってて、このままだと今後本当に書けなくなりそうなので、明後日あたり強引につっこむかもしれん。鉄な皆様、わかんないネタが出てきたら「あぁ毎日更新のために引き延ばしてんのやな」とでも思っといてください。もう思ってるか。
とりあえず13日の報告はまだまだ続行中ですよ。ただ行くだけじゃもったいない、だからこその寄り道放題。続いても以前逃したものを押さえることを目指して。

今度は 753A。ちまちまと乗り継ぐ K 編成。3号車だけ座席色が違うことを思い出し、そちらへ乗り込む。ゆとりのシートと窓を2駅だけ楽しんだら、さあ降りよう。

降りた目の前の柱についてた機器の蓋がこんなんで驚いたけど。きっと4ヶ月前も貼ってあったんやろな。気づく余裕がなかっただけで。

徳山のホームに立つと、博総前日を思い出す。運命が動き出した(ってやっぱ大袈裟?)あの日の記憶をたどりつつ、当時とは少し立ち位置を変え、シンプルな背景を求める。

待避がない状態でテストできるのは N の1本だけ。これで行こう。

乗客に混じって同業さんがちらほら。最終的には上下線合わせて7、8人。大多数は博多寄り先端に、一部は東京寄りに。わたしはひっそり中央付近に。
待機時間は30分。基本的に曇っていることもあり、ちょっと寒くなってきた。

何の気なしに撮ってみたら P1。4両編成は寂しいとはいえ、まったり撮っておいて良かったと思う日が来るかもしれない。

抜かしていく N と背比べしてみれば、時の流れを感じずにはいられない。100系の車高が高かったからこそ、武庫川の例のアレは防音壁があっても絵になったのだと今でも思っている。たとえ空力的に劣っていようともね。

明るさはやっぱり足りない。ISO を引き上げて、29A を迎える。

徳山で一度も撮れていなかった、素敵な弧を描く下り W にようやく立ち会えた。
ここの通過は本当に遅い。さすが 170km/h。μ動画は露出オーバーすぎて公開をためらうが、爆速の姫路あたりと比べると1両あたりにかかる時間の長いこと。

おかげで、振り向いてゆっくり後追いに構えることもできるんだけどね。

こだまを1本見送り、次のレールスター・571A を待って自由席に並ぶ。これとて、いつかはこだま化される。次は小倉と言ってられるのも今のうち。
幸いにも2列席が空いていた。次第に暗くなる空と、そうでなくとも頻発するトンネルが眠気を誘い、小倉停車の記憶もほとんどなしに列車は終着駅へ。そして、目を覚ましたのはあのメロディ。
♪ゆきーどけー、まぢーかのー

山陽区間で途中下車しまくりだから当然とはいえ、ものの見事に西所属の車両で統一された旅路だった。
461A(岡山止)、745A(岡山始発)、747A(広島止)、そして571A(博多まで)。いい日旅立ちの A メロを聴くこと1日4回。間違いなく自己記録。言うまでもなく翌日の 6A でもう2回、関西へ帰った 239A で更に2回。2日で8回。きっともう不可能。途中駅のサビメロに至っては数えるのも面倒。
♪あーあー、にほんのどこかにー
わたしを待ってる 6A がいる。明朝の博多駅にね。さて、チェックインしますか。

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