夏暮れる西国 (9) 節目を祝う

貧血の件が気になり、駅前の医者に行ってみた。すると、健診の検査項目が簡易すぎてデータが足らず、またしても血を抜かれることに。あと「この程度の数値だと、そこまで高度な貧血というわけではない」だそうで。とりあえず再検査の結果は来週聴いてくる。
まあそんなわけで8月関西編、最後におまけを少々。

今回、自腹でのお食事は正直とっても簡素な状況だった。初日の大津では石山駅前でパン2個とドリンク。2日目に至っては、既に書いた通りコンビニのモナカアイスとフルーツ系氷菓。

せめてと思って難波から帰る時に仕入れたのが、このちっちゃいケーキ。改札前で期間限定出店していたものに釣られた。名前の通りふわふわで美味かったが、いずれにせよ栄養的に褒められたもんではない。

そのかわりと言っちゃ何だが、関西帰省で毎度のように訪れる小料理屋では大いに舌鼓を打った。

両親は近年、引っ越す度にご近所の飲食店を開拓して回るのが恒例になっている。その結果、お気に入りのトップとなった当店には月2回くらいの勢いで通っており、ご主人やおかみさんともすっかり打ち解けている。我々夫婦もセットで覚えられた模様。
おかげさまで、うちらが行くとだいたい何かしら素敵な食材が泳いでいて、すぐさま刺身にしてくれたりする。ゆであがった蟹がカウンターど真ん中に陣取って、注文を待ち受けていたりもする。

特に今回は、旦那さんに存分に味わってほしい気持ちが強かった。というのも、先日の小倉(葬式)でわたしと両親だけ超美味なのどぐろを堪能してしまい、理由が理由とはいえ申し訳なかったので。

なお、そろそろ定年退職であろう父は「4月から貧乏生活に戻さんといかんな」と思ってはいるようだが、果たしてどうなることやら。甲陽園の割烹もそうだったけど、美味いお店はそれ相応のお値段ですから。

こうして、2日間あれこれ楽しんで最終日は帰るだけの定番パターン。最後に、往復の新幹線で観たものをまとめておこう。

往路で乗る直前にお茶を買ったら、なにかついていた。50周年アピールがこんなところにも。車両写真はいくつかバリエーションがあるようだが、手にとったのがアンビシャス。東海としては珍しい試みでよかったと思う。またこういうのやればいいのに。

通路にも同じロゴが貼ってあった。

そして駅にも記念ブースが。しおに限った話ではなく、新横にも同じようなものがあり、少なくとも主要駅にはあると思われる。開業当時の写真はそれぞれ自駅のもの。

東海としては非常に珍しく、申し訳程度とはいえ W に関する記述もあった年表。書籍やらイベントやらが相次いでいるのは、やっぱり節目の年だからね。当家でも写真集買っちゃったし、今度出る記念切手も狙ってます。

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