スーパー甲種狂想曲

きりがいいので、記憶が飛ばないうちに新しめのネタをつっこんでみる。去る1日にも開催されたものの、所用にて参加できなかった祭りの第2回が開催されるということで突撃してきた話。

普段は東海道で脇を通過するばかりの鶴見駅。この日、そこは大変混み合っていた。

ごく一部だけ。
本来ならもっと南の駅にも分散していたであろう人出。だがしかし、なぜか今回は横浜(正確には羽沢)以南の通過時刻が大幅な前倒しに。おかげで本来ならご近所でかるーく撮れたはずの我々も、あろうことか朝食後早々くらいのタイミングで最寄りを通過されてしまい、やむなく北方向へと転戦を強いられることに。ホーム上も、我々が選んだ構内跨線通路も、わりとそういう理由だった人は多かったのではなかろうか。
皆さんが窓に貼り付き、それを観た偶然通りかかっただけのおっちゃんおばちゃん等々が理由を知って立ち止まり、結果として人垣は二重三重となっていった。

と、そんな背景説明はさておき。

待ちわびるカメラの砲列をよそに、涼しい顔で通常営業のブルサンがタキをひいて南下。

さらにどう観ても臨時な快速。鎌倉あじさい号だったようで。

「練習台」になってくれた普通の貨物が2本だけあった。こちらは前述の快速とのコラボが実現。本番でもこう行けばいいんだけどねー、と思ったが快速はさっさと去っていった。

と思いきや、数分後に団臨登場。まったく同じ場所に停まり、コピペかと見紛う状況に。

直前の口コミ情報から遅れること数分。ようやく主役が姿を現した。

転線待ちの団臨と、この地点だけでもゆうに100人を越すであろうギャラリーが固唾をのんで見守る中、65PF に牽かれていく茜色の車両。要するに E6 の甲種輸送というやつである。こんな土曜の真っ昼間に通ったらそら観客も多いわな。

先頭の窓にはなにやらぺたぺたと貼られていた。巷で言われていた汚れについては、幸か不幸かこの角度では全然意識することもなく。

最後尾を見送った次の瞬間、すぐ右横の線路を東海道下り線が爆走していった。あと10秒遅かったらかぶられていたところだった。あぶないあぶない。

こうして、実は人生初だったりした甲種撮影はあっという間に終了。
価値基準は人それぞれだが、個人的には「ひっぱられているものが何か」の方がより重要だなと思った。そういう意味では、E6 の特徴がはっきりわかる斜め上から見下ろすポジションについたのは正解だったかもしれん。

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