きょう、ロマンスカーで (1) 清流と緑の中

こないだの上京の折。とても久々に、私鉄の乗り鉄活動を実行してきた。ついでにちょっとだけ撮りも。○○の会って名前も本当はあったのだが、ネタバレすぎるので変えてみた。

その駅に降り立つのは、確か10年半くらいぶり。あまり多くの記憶は残っていないが、10年経ったらまた来ようと思ったことだけは鮮明に覚えていた。そのとき想定したのとはまるで目的が違うが、ある意味で願いは叶ったことになる。

ふと気づけば、その一瞬だけホームはすべて埋まっていた。

登山電車と、通勤型と、有料特急。最低限の本数でこれだけのバリエーションが揃う、それはこの駅の注目すべき点のひとつかもしれない。
電車たちをちょっと眺めて、大きな荷物はロッカーに託し、改札の外に出た。


箱根湯本。そこは目的地ではなく、出発地点。
関東、いや日本屈指の温泉地を目の前にして、1滴たりとも温泉に触れず引き返す。一般には絶対ありえない行動パターンだろうな。いや、勿論時間と財布が許せば寄りたかったけど、それはまたの機会に。

線路に沿って小田原方面に延びる道路沿いに、少し進んでみた。

赤いのがやってきた。どっちもカラフル。

青い方は、特徴的な屋根からちょっとはみだしている。

橋を渡って振り返ると、MSE はまもなく発車していった。澄み切った川を挟んで、岩に腰掛けたりしつつ、のんびりと辺りを眺める。

数分後、再び特急が現れた。またしても MSE。

連結側の顔はいまいち精彩を欠くが、正面はスマート。

そういえば、まともに撮ったのはこの日が初めて。つややかに光沢を帯びたフェルメールブルーの流線型、この角度などは結構好みかもしれない。


入れ替わるように、小田急の赤い車両が去っていった。青にしろ赤にしろ、緑を背負わすとやたら映える。背負わせてみたい車両はもうひとつあったが、それを対岸から撮影する時間はないと判断。駅の近くまで戻る。
そう、今回の本当の目的はそれに乗ることだから。そのために特急券の手配を Wisteria さんにお願いし、朝から東海道線(グリーン車)と小田急を乗り継いでここまで来たのだ。
前置きが長くなったので、詳しくは次回ね。

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