坂の上のバーミリオン (4) 光る新緑

連休も終わりやねぇ。あまりに天気がいいのでまたぶらりと行っちゃった。暑かったー。もはや初夏。そんな中、あと2回ほど春の陽気で箱根のお話。

信号場には、非鉄の人でもそれと判るように看板が設置されている。

そのキャラの名前が「登山鉄道くん」(のぼりやま・てつみち)であることが発覚するのは、帰りにおみやげ店を冷やかす時まで待たねばならない。

と、そんな話はさておき、大平台で下車。

駅そのものがスイッチバックポイントなので、今来た線路を横目にすごい角度で下っていく。それを見送ってから出発。

駅前にも桜が。この近辺には桜を絡められる場所がいろいろあるらしいので、慣れている旦那さんの案内でてくてくと撮影ポイントをめざす。

まず最初の踏切。どっかで聴いたような名前だ。

写真ではわかりづらいが随分下の方から、えっちらおっちらと登ってくる金太郎。

さっきの上大平台信号場で折り返し、急坂を懸命に登る。

入れ替わりに別の電車が下りてくる。桜が終わりかけているのが残念だが、それでも辺りの色合いはほのかに薄桃色を帯びて見える。

細い路地をくねくねと進み、また別の踏切へ。

降りてきたのはリバイバル塗装。周囲の木々の鮮やかな黄緑色が、陽射しに照らされて眩しい。

それと離合してきたのは、またしても古参組だった。奥の家の向こうに、立派な桜があるのに今気づく。

電車はすぐそこのトンネルに吸い込まれる。枝垂れ桜と若い葉が見送る。

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