せたレンジャーが行く (4) 交差する街

今日も近場でふらりとお気軽撮影。天気はいまいちだったけど、たまにはこういうゆるい週末もいいかと。世田谷線の話もゆるく続けております。

上町で北ゆきホームへ行ったのは、カーブっぷりを観るためだったと言ってもいい。それを確認したところで、また南ゆき…いや東ゆきか? とにかくさっきのホームへ戻る。
今度は若林。この路線のハイライトというか見せ場というか、そんな場所らしい。下車してまず向かったのは、少し離れた歩道橋。それを観た瞬間に撮影意図を理解した。

くるまども、そこのけそこのけ、でんしゃがとおる。環七を信号で止めて悠々とゆく、せたまるラッピングの電車。妙に爽快ですらある。

ただ、環七だけに大型車も非常に多く、コンテナ車やらダンプやらが見通しを阻むことしばし。

ということで、今度は地上に降りる。

歩行者に紛れて通過。こうして観ると、横断歩道を渡っているかのようにも見える。

この踏切。遮断機はないけど名称は踏切。旦那さん曰く、世田谷線の編成写真を撮るならここだと。本当なら午前がベストなのだが、そこはさておき。では撮ってみよう。

うおっと。きょうのスレスレ大賞か。この距離だと意外と体感速度がある。

信号待ちが終わり、発車直後。ちょうど西日が側面に当たり、ステンレス車はよく反射して路面を照らす。

しゃがんで撮ると、またちょっと表情が違ったりして。

陽も傾いてきたし、そろそろ切り上げようと線路を渡る。
あ、そうだ。若林に着いた直後から気になってたものがあるんだよね。それ撮ってっていい?

それが何かというと、この路面。黄色と黒のバーもなければ警報機もない。でも踏切。この広々空間を通過する姿は、住宅地の間を縫って走る時より少し堂々として見えた。
では、最終目的地へと参りましょう。

輝くレールの向こうから、さっき行ったせたまるがもう戻ってきた。早っ。

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