中つ国、それぞれの秋 (3) 伊勢の産業・3

今年も阪急百貨店でチョコ祭(公式には「博覧会」)が始まったので、早速訪問。普段売ってないいろんなチョコを少しずつ買ってきた。マニアックかつ大規模で知られるフェアだが、今年はとうとう1フロア全部チョコ。すごいわ。
さて昨秋の帰省&寄り道話、電車ネタはそろそろ終盤。

せっかくなので、三岐貨物を支える拠点にもついでに足を運ぶ。

毎度おなじみ東藤原。駅舎は工事中のようですな。なんでもこの1ヶ月半くらい後に落成したそうで(しつこいようだが撮影日は10月上旬)。煙突のようなものがチラ見えしている通り、なんだか洋風でキャパの大きな建物に変貌した模様。今度来たら観に行こう。

先程のフライアッシュは、奥に見えている工場地帯へと運ばれていったわけで。

おや、ホームに機関車が停まっているぞ。動くかな。様子を気にしつつ、南側の踏切あたりをぶらぶらしていたら、数分して踏切が鳴り始めた。おっとっと。急いで配置につくと、

重連のまま何も曳かずにやってきた。安全確認する運転士さんの眼差しは厳しくも穏やか。

小さくとも頼れるコンビは、仲良くパンタを上げてゆっくりと去っていった。

と思ったら、数分後にまた踏切が鳴る。

今行ったばかりのものがタンクをつけて戻ってきたわけではなく、よくよく観ると別のコンビである。旦那さん曰く、さっきのは当駅でこの列車が作業するのに線路を空けるために退避したのではないかと。

それはともかく、1種類で統一された貨車が長く連なる様子は美しい。目下いろんな意味で建設需要が旺盛な昨今、セメント輸送はそれを支える大事な役割を担っているんだな。

ひととおり引き入れが済むと、機関車は貨車から離れて構内を移動。

最後尾に連結し直した。こういった作業を安全かつ至近距離で見学できるのも、三岐のいいところ。この後、タキの皆さんを工場内に押していった模様。

のどかな旅客と、それを上回る輸送量であろう貨物。今後とも健闘を祈りつつ、我々はそろそろ本来の目的地へと向かうことにした。

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