山とは比叡の御山をぞいふ (1) 西の索道

今日はとっても入り組んだややこしい件がひとつ入ってきて、想定以上に手こずりしばしの延長戦。会社の垣根を越えるのって大変ですなぁ。設計思想からして違うわ文字コードも違うわ。いずれ解決していただきたく。
まあそんなややこしい話はさておき、そろそろもっと秋らしい話をしよう。まずは今月初頭の実質3連休から。

先に書いておくと、今回は企画きっぷありきの旅であった。

比叡山延暦寺巡拝チケット。というのを京阪など各社で売っておりまして、要するにコレ1枚で京都まで行って比叡山まわりの乗り物に乗りまくることが可能。対象は電車にとどまらず索道の類やバスにまで及ぶ。こりゃ便利。

てことで、早速ですが序盤はすっとばして出町柳にやってまいりました。

またなんかいるし。常にこの手の作品とコラボし続けている感のある頭やわらか叡電。

ホームではきららが待ち受けていたが、今回はあちらに乗る意味がない。そもそも鞍馬方面はきっぷ対象外やし。よって、八瀬行きの単車にさっさと乗り込む。小さな車両は、発車間際にはすっかり大入り満員。途中下車する人もなかなか通れないほどの混雑っぷり。

そして客の多くが同じように終点まで乗車。こんなに人がいる八瀬初めて観たわ。

そこから歩いて2分程度のところ、我々が初めて足を踏み入れるエリアに、乗り継ぎ駅がある。

ケーブル八瀬駅という名の通り、ここからはケーブルカー。やはり多くの人が、何かしら比叡山方面のお得なきっぷ(適用範囲が異なるタイプもあり)をすでにお持ちのようで。

駅舎の外までずらり並んだ行列が、改札開始とともにどんどん吸い込まれていく。

立ち客もいるが、通されたからには乗るしか。結局、かろうじて前方がうかがえる程度のポジションになんとか滑り込む。

その経路は驚くほどのカーブがたびたび登場したり、高低差日本一とのアナウンスが流れたり、そもそも乗車時間も10分近くあったりと、意外にもボリュームたっぷり。

あー、定員そんなにあるのか。100人乗っても大丈夫。どうりで一度に列がはけたわけだ。というスペックもさることながら、お祓いを受けたと思われるお札に「ケーブル2号殿」とあるのがツボる。ある意味これも車両の擬人化か。

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