その道はうどんに通ず (10) 懐古体感・1

昨日は4ヶ月ぶりにちょっと再検査。結果は10日後以降に、と言われたのだが、10日経ったらもう連休っすよねぇ。特に急いで聴きに行く必要はないらしいから、連休明けでいいや。それより平日午後にしては超混んでて驚いたわ。
さてお忘れかもしれませんが、1月連休の高松に話を戻しましてですね。

この旅の後半の主目的がことでんになったのには、理由があった。数年前の再履修に加えて、もうひとつ。

雨の中、主役がやってきた。ホームで待っている人々の狙いも同じ。

開業初期から現在まで残っている車両の一部が、レトロ電車として月に1日運行される企画。この日がまさにその運行日だった。要はそこに合わせて来訪したわけで。

到着早々、まずは板のお取り換えタイム。

デザインはいまどきだが、やってることは昔懐かしい方式。

全部で4両あるレトロ車のうち、この日の組み合わせはこの2両。茶色い 500 号と、赤い 23 号。

特に 23 号の方はなんと大正 14 年製。うちの祖父(故人)と同い年とは恐れ入りました。

でだ。もちろん乗車するわけだが、どちらにしようかな。

こっちが 500 号の内装。網棚は網だし、このグリーン系塗装はいかにもな昭和感。

そして 23 号。つり革こそ近代化されているものの、随所に漂ういかにもなレトロ感。こっちにしよう。

ずっと前から塗り重ねつつ大事に使ってきたのか、木目部分には作り物でない「時間の厚み」も感じられる。

雨ゆえに車窓がろくに堪能できないのは残念だったものの、20分ほどで一宮という駅に到着。

当駅折り返しの運用もあるようで、2面3線のちょっと大きな(ことでん基準)駅。

到着時には 23 号の先頭で、1日券で乗った人を対象に冊子と乗車証の配布も行われた。当家も当初は1人1セットいただいたものの、ギリギリでもらえなかった親子連れを見かけ、その場で片方お譲り。まあだいたい一家に1つあれば足りますし。

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