さくらさくら ’16 叡電編 (5) 踏切を渡って

32周年。と、毎年この日付で反射的についつい数えちゃうのは長年のファンの仕様です。まあ多分しばらくは何も起きないんだけど、去年まであれだけしっかりやってもらえたから気長に待てる気がする。つーかまず先生には足治してもらわんとね。
なわけで、えいでん花見の巻ラスト。

修学院から再び電車の客となる。

駅員さんとともに出迎えたのは、またしても「こもれび」。

外装も内装も綺麗にしてあるが、運転台の機器は平成世代のクルマにしてはなかなかレトロである。最後尾なのでマスコンがないかわり、いまや一般のご家庭からは絶滅しかけている「黒い受話器」が目を引く。

どうやら過去の訪問時にも乗車しており、きららと違って狙ってない割には縁がある。中吊りギャラリーには、消防系の防災ポスター入選作品が並んでいた。いまどきのお子様って絵うまいよねぇ。

出町柳に着いて、今来た方へ今度は歩いて引き返す。この先の踏切が気になる。

と、そのひとつ手前の踏切で、この日初めてまともに観る車両が通過。はしご車か。

目をつけた踏切の脇は公園になっており、敷地内の桜が盛大に道を染めつつも踏ん張ってくれていた。折り返しのこもれびと、もう一度桜合わせ。

少しずつ立ち位置を変えて、出入りする電車に花を添えていく。

高い柵をものともせず伸びやかに広がった枝に、一面の花盛り。この地で長く咲いてきた木なのだろう。それより、消防車の裏が救急車だったのはこの時初めて気づいた。車庫にいたパトカーの裏も機動隊の車やったな。

と、そんな感じでこの沿線での撮影は概ね終了。踏切を抜けてそのまま直進、鴨川沿いに駅へ戻ろうとして、土手で予想外の光景に出会って唖然。

しか。鹿ですよこんなところで。いや京都にも鹿くらいいるだろうけど、でもなんでそこ。鴨川の鹿=かもしか、などとくだらないことを言い出すくらいには驚いた。

そんな鹿はさておき、河原には最後の花見を楽しむ人々があちらこちらに。我々もちょっと座ってお茶で一服。

もうだいぶ散りかけた花の下、記念撮影に勤しむ人を微笑ましく眺めつつ、京阪で大阪へ帰ったのであった。その足で通り抜けに向かい、桜撮り延長戦となったのは既報の通り。

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