欧羅巴行進曲 (49) 第三楽章/Wien Hauptbahnhof : 6

今日は朝からご近所撮影地へ。付近の気温1度という表示に震え上がったが、実際ひじょーに寒うございまして。特につま先が冷えることといったらもう。真冬は足元対策も抜からんようにせんといかんねぇ。
さてウィーンの火曜終盤、夜の居残り中央駅をもうちょっとだけ。

わざわざ改めて出直したのには、もちろん理由があった。

狙いの列車をこの日牽引していたのは、なにやら輝かしい背景のありそうな特別な柄の Taulus。

後で調べたところ、かつて数年間にわたって無敗を誇り、多くのメダルも獲得した、ハンガリーのサッカー代表メンバーを記念したものであった。Aranycsapat とはすなわち Golden Team らしい。確かによく観るとハンガリー車だわ(右下の MÁV が目印)。
ハンガリーを通らない列車の牽引が何故コレだったのかは定かでないが、汎用性の高い Taulus だから近隣のいろんな国で共通運用なのかも。

えぇ、通らないんすよ。実質当駅始発なんで。

Euro Night のローマ・テルミニ行き。ほぼ終着状態のものを朝観たが、やっぱ夜行は夜に観た方が風情があるよね。しかし、ローマかぁ。14時間は長いのか短いのか。

お安い Liegewagen の方がやや乗客多めな印象。それぞれ夜を過ごす準備を進める乗客の姿も、窓越しに見かけた。

実際乗るとしたら Schlafwagen かな。その場合、コレに乗ることを軸にした旅程を組む必要はあるだろうけど、それも楽しみ方のひとつかと。

日本ではほぼ絶滅に近い寝台列車。ヨーロッパでも高速列車の台頭はめざましいものの、まだまだ需要はありそう。

夜行が去ると、構内には railjet が少々。

しばらく動きそうにないので、じっくり鑑賞するとしよう。

とにかく目を引くのが、大胆にでかでかとあしらわれたロゴ。期間限定ラッピングでもなんでもないレギュラー状態でシールが窓にはみ出ることって、日本の電車ではあまり記憶にない。デザイン思想の違いか。

この車両に限ったことではないが、日本だと妻面に書いてそうな諸元が、側面でまるみえ。書式が独特でなんのことやらさっぱりわからんのはさておき。

いつの間にやらまた雨。つややかさを増す8両編成を、プチ三脚を交替で使って丁寧に記録しておく。重連じゃなくてよかった。

別の編成も近くにいたので、ちょっと食堂車を外から拝見。

曲線を描くカウンター形状はビュッフェ的な感じにも見えるけど、後から改築してレストランに直したとか。

コレももし乗るとしたら、座席にケータリングもお願いできるけど、あえてここで食べるのもいいよね。
と、今回乗らない列車の妄想がはかどる夜の駅であった。そろそろ食事処へ向かうとしよう。

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