天狗と水神おわす処 (1) 空めざす樹

夏になってから夕飯前に風呂することもよくあるのだが、うっかり風呂上がりにお茶飲むの忘れてそのまま晩酌に突入したら、食後くらっと来た。酒が回りすぎたようです。水分補給大事だよ。
さてここからは今月最初の週末、暑かったり涼しかったりした話。

最近すっかり京都づいている当家。この日まず向かったのは叡電だった。

発車間際で駆け込むのもよろしくないね、と1本見送った結果、期せずしてきらら登場。ということであれば、はりきって展望席(窓に向かって斜めに座る席)をいただく。全席自由だから早い者勝ちなんすよ。

通路どころか椅子と椅子の間までみっちり埋まる大入り満員の中、視界いっぱいの青もみじやその他の木々を堪能する。が、大半は貴船で下車。やはり皆のお目当てはあっちか。

我々はというと、きちんと終点まで。ホームでは風鈴がいい音をたてていた。

鞍馬ねぇ。前回訪問はだいぶ前の3月だったため、寒々しい絵になってしまっていた記憶。やはり駅前ツリーは葉っぱのある時がいいね。

その前回では乗破目的だったからスルーしてしまっていたが、実は有名スポットまで駅徒歩たった3分。

鞍馬寺。正確に言うとここはまだ入口でしかないが。

寺と言う割には灯籠が朱色だったりして鮮やかな印象。

で、ですね。ここからが問題なんすよ。

さっきの仁王門という入口から、本殿までなんと 1km。なんですとー。
さらに「できるだけお歩き下さい」とあるが、今回については歩く以外に手段が存在しない。というのも、参道の一部をワープできるケーブルカーが存在するのだが、なんと今年度いっぱい改修のため運休。まあ歩く覚悟で歩きやすい靴は履いてきたけどもね、牛若丸さんと一緒にされても。ねぇ。

ともかく歩く。周囲を観ると、老若男女いろんな人がちらほら歩いている。

少し登った地点に、歩くことでしか来られない場所もある。

由岐神社。寺の参道の途中に神社があるのも珍しいような気がする。

重文の拝殿も立派だったが、さらに目を引いたのは境内にある大杉。実に堂々たるもので、これなら単体で御利益があるのも納得やね。

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