実録・おひとり様物語 雪峰編 (2) 幸運は二度おいしい

うー。胃がきもちわるーい。屋外活動で冷えたか、単に疲れか、コーヒー飲み過ぎか。とりあえず関西は静岡より寒いと思った。
その富士山祭り、続いては初日の別路線で。

吉原まで一気には戻らず、ひとつ手前で降りて、ちと歩く。
富士狙いでは電車移動派に欠かせない路線だが、そういやこっちでも撮れるやん、ということで、今回は岳南鉄道でも沿線撮り。そのつもりで推奨スポットも調べてきた。さっき吉原で時刻表拾ってきたのが、ここで役に立つ。


その1。ほっそい川が無風ならプチ逆さ富士になったところだが、贅沢は言うまい。

その2。ほぼ同じ地点で順光側に立ってみた。これが世に言うバリ順ってやつになるんかな?
撮ってる間はこの赤いのばっかり来たような気がする。緑の2両編成のは、乗ってる時にすれ違うばっかりで、あまりまともに遭遇できず。

かわりと言っちゃ何だが、時刻表にないものが来てちょっとラッキー。JR のながーいのを見慣れてると、小粒でかわいいな。

これで一応、1日めの目的は果たした。ちょっと戻ってマクドで休憩。心なしか都市部よりメニューが少ない気がした。
じゃ、腹ごなしに吉原まで歩くか。

なんとなく海側ルートを選択。JR をオーバーパスする途中で振り返ると、富士を照らす日光は夕日に変わっていた。29A 通過以来一切出てなかった雲も、ここで再登場。できれば明日もクリアでね、と願いつつ進む。

こっちへ来たのは理由がある。新幹線と撮って、岳鉄と撮った。そうなると在来線とも撮りたいのが人情ってもんでしょう。で、いい場所ないかなーと思って。
でもないんだよなぁこれが。つーか周囲が工場群なんで、基本的に日陰もいいとこ。

急に貨物が来たので、撮ってみるも微妙。

駅に着いたらもう日没寸前。そしてまた急に貨物。うーむ、今日は無理か。東海道線の下調べはしてなかったんだよなー。惜しいことを。それにしても貨物が目立つ。静岡では旅客より多いんちゃうかと思いたくなる勢い。

宿から眺めても、その印象は変わらなかった。ひとしきり片付けてのんびり過ごしていると、20両以上分の通過音が何度も聴こえた。終電の後も貨物は止まらない。

煌々と照らされた人気のない駅前を見下ろして、翌日の晴天をまた祈った。ここ、ホテルビスタ清水において、線路沿いの部屋ということは、鉄的な意味を抜きにしても「当たり」のはずだから。
寝て起きたらハードな2日めが待っている。しっかり休もう。

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