紅葉の山からこんにちは (3) 谷を進む

日帰りでさいたまへ。いい勢いで雨が降ったり、けろっと晴れてきたり、帰りの車中から眺める東京が幻想的だったりと、空模様がとっても忙しい1日であった。
さて箱根ですが、もうちっと沿線で遊んだ話を。

おなかいっぱいで湯本駅へ。デッキを使って、ちょいと撮っていこう。

午後いちのアレグラも賑わっているようだ。窓際もドア際もびっしり埋まっている。この調子では、今回湯本から乗るのは厳しそうだな。

ほんのり色づく山並みに向けて、真っ赤な車体が80‰をガンガン登っていく。

では、他の紅葉スポットめざして我々も電車で登るとしよう。

アレグラは箱根にとって久々の新車。よほど嬉しかったのか、全面的にアピールしまくっている。でっかい横断幕あり、改札前に模型あり、さらにおみやげ屋にはバームクーヘンまであり。つーか、車両の形をした箱にクーヘン入れるのっていつからそんなに全国レベルで定番化したんすかね。W のアレ以前は聴いたこともなかったのに。

それはさておき、既に車両本体を観光資源として推している模様。ホームでは、アレグラに乗りたい人向け乗車位置案内のアナウンスも流れていた。

でだ。車内ロケハンしつつ進み、小涌谷で降りてみた。

駅近くの踏切。早くも若干陽の当たらない部分が出始めているものの、どうにか切り取って秋色を画面に取り込む努力をする。逆光に透ける葉もまた風流なもので。

いうまでもなく、小涌谷の踏切もまた駅伝名所。選手に合わせて電車を停めるという伝説(?)は有名やね。当たり前だが今日は止まることなく着実に、キャパいっぱいに乗客を詰め込んで地道に走っている。

絵に描いた紅葉風景とはなかなか行かなかったものの、黄色やオレンジに色づく木々の間を走る電車を眺めるのは楽しい。スイスにも紅葉ってあるんかな、と、スイス柄の電車を観て思う。

小涌谷を選んだのは、これより先の沿線で紅葉イメージがいまいち浮かばなかったのと、宮の下界隈はそうでもなかったのと、そしてもうひとつ季節とは全然関係ない理由があった。

よっしゃーこれで湯本以遠全駅利用達成したぞー。
ほら、駅数少ない路線ですし。過去数回の訪問で、なんだかんだと他駅は全部使ったんだけど、ここだけぽっかり抜けてたんだわ。あと板橋と入生田行ったら登山線制覇ということになる。
ただ、この日に関しては小涌谷は後回しにすべきだったんじゃないかと後で思うわけだが、それについては次回。

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