踊り子で行く湯けむり紀行 (4) 名産集う

風邪は徐々に回復傾向。でもちょっとしたことでぶり返しては困るんで、きっちり薬飲みつつ週末までは様子を観る方向で。ともかく食欲の衰えが一切ないのは有り難い。
さて伊豆旅のお話はここから2日目。

翌朝。6時半頃だったか、何故かオンタイマーが設定されていたテレビに叩き起こされる。前の客の名残だろうか。なんてこったい。

しかしそのおかげで、朝日が昇る一部始終を拝むことができた。
こんな空のもと、本館の大浴場で朝風呂。湯上がりには朝限定サービスの金目味噌汁を頂戴する。朝食はごく普通のバイキング(地物若干多め)だったが、随分と宿泊客がいたようで大いに賑わっていた。

本来、このお宿のチェックアウトは12時がデフォというゆとり仕様。だが我々は行きたいところがあったので、9時台のうちに出発。送迎バスに途中下車を頼むと、目の前で下ろしてくれた。

港の朝市。会場は町役場の立体駐車場という不思議な設定。役所の休日限定開催ってことやね。

いかにも伊豆らしい海鮮と農産物がそこらじゅうに並んでいる。せっかくなので、一番奥の「はな丸水産」で金目の味噌漬けをお買い上げ。後日夕飯でおいしくいただき、当地での思い出をフィードバックすることとなった。

ここから駅までは1本道で、余裕で歩ける距離。

街にちりばめられた金目鯛推しを鑑賞するのもまた一興。

メインストリートと思われる道沿いの街灯にも、もれなく鯛の姿があった。

10分もせずに稲取駅到着。

こちらが正面のようだ。初めて観た。というのも、各お宿が出す送迎バスはこの駅舎の真裏に停まっており、到着時はまっすぐそちらへ案内されたもんで。

江戸築城の際の石が云々とあったが、さすがに2人で曵ける重さではなかろう。眺めるだけにして構内へ。

あらこんなところに宿の旗。前日に観た「こういう旗持って改札前で待ち受けている光景」は実に昭和であった。それをほどよく心地よく感じられるのは、我々が昭和世代だからだろうか。

で、ですね。まっすぐご帰宅してもよろしいんですが。

なんとなく上がったホームは下り線。おうちとは逆である。何故そうしたかは次回おわかりいただけるかと。て、いつものパターンなんでわりとバレバレかもしれんが。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。