The Imperial City 速報版:東京駅と御行幸

ふぅ。昨日は「予想外」が発生したため帰宅が遅れ、体力回復を優先したため更新もすっかり後回しに。んで何が予想外だったのかという件についてさっさと書いてしまいたいので、お話の途中ですが割り込みでちょっとだけ。

都内であれこれ撮りつつ、既に歩数計も1万歩を越えた状態。軽くお茶した店から駅をめざす。

空がよく見えるタイプのはとバスを、この日はたくさん見かけた。

長いこと工事中だった東京駅の復原リニューアルが完成して、初めての週末。ということで、周辺にはカメラを持った人が大量発生。

営業を終えた後の郵便局の柱を借りるのはほどほどにして。

昼の状態(そっちの写真は後日)もそれはそれで立派だったけど、これを観ちゃうとやっぱり夜に限るな。

起伏あるデザインはライトアップにとても映える。屋根が新品すぎて慣れないと旦那さんは言っていたが、それも夜なら目立たない。

ステーションホテルのラウンジで語らう人の邪魔をしないように、低い位置からそっと雰囲気のおすそわけをいただく。

この時、まだ我々は気づいていなかった。その先の人だかりが多すぎる理由について。

最初は単に「あーみんな夜景好きだねー」くらいにしか思っていなかった。が、立ち入り禁止エリアらしきものが昼間より大幅に広く設けてあることを把握し、さらに周辺のおばちゃんたちの会話を聴いてびっくり仰天。
えっ? 両陛下?
つまりこの群衆は出待ち中。そう判った途端、本来の目的(あさまペンギン)を完全にほっぽって出待ち衆に飛び込んでしまったミーハーな人ですがなにか。

確かに、車寄せがついた特別そうな門の奥には灯りが。これが貴賓玄関であったこと、そして両陛下がここをお使いになるのは今日が初めて(厳密には朝の出発時に次いで2回め)であることを知ったのは帰宅後のこと。

まもなく、レッドカーペットが敷かれた。係の人がこの上では全員靴をぬいで作業していたり、掃除機かけたりブラシかけたり。さすがに気の遣い方が格段に違う。

で。そんなにすぐにやってくるわけではなく。
近くにいた見知らぬ人が、鉄ヲタとおぼしき友人から仕入れた「東京着は19:15」という情報を口にしてくれたため、待ち時間は1時間程度と把握して心構えができたのは助かった。まあそれでも、ぎゅうぎゅうに押されつつ立ったまま待ちつつ、さらにカメラを操作できるだけの視界と空間を確保するのはなかなか大変だった。

19時過ぎ、他と明らかに一線を画す車が登場。ドアにははっきりと菊の御紋。後で正面に御紋入りの旗も立ててた。

両陛下が玄関へお出ましになられたのは、19時半を少し回った頃。お顔がはっきり判るレベルで撮ることもできたのだが、こんな一般庶民のブログなんぞにアップするのは畏れ多いので控えさせていただきます。撮るだけで畏れ多いんとちゃうんかいってツッコミは甘受。
お姿を確認できた瞬間の、周辺から一斉に沸き上がった歓声と拍手。そして発車直後から照明全開窓全開で、お疲れであろう中でも笑顔でお手を振られる御様子に、シャッターを切るのを放棄してつい手が動く。
なんだかんだ言って、日本はまだ大丈夫な気がした。

工事中エリアを回り込んで走り去る車列のその先は、話に聴いた通り「オールグリーン」であった。

なお、急遽駆り出されたという警察の人曰く、人出は2000人にのぼった模様。多分2割はお出迎え目的、あと8割は駅を観に来てたまたま釣られた我々のような人ではないかと。警視庁側はこんなに人来ると思ってなかったっぽいが、駅見物の人気っぷりは計算外だったようですな。

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