湯けむりと陸蒸気 (2) 深度探検486・前

ふう。夏の遠征は気をつけんと命削るね。まだまったく体力が戻ってない感ありありなので、今日は無理せず養生するっす。じゃ、何事もなかったかのように群馬のお話続行。

うーん、まだ時間たっぷりあるなぁ。わりと近い所におもしろい駅があるというので、一旦水上を離れ、見物に向かうことにした。といっても北行きは極めて電車が少ない。車で来ているからできる話。
てことで、車で走ること2駅分。

土合駅に到着。何もなくて殺風景に見えるが、実際は左手に車が数台。まあその程度ではある。

この駅の何がおもしろいのか、かねがね噂には聴いていたが、現地に来てみると随所に丁寧な解説が入れられているから一目瞭然。

なんせ「日本一のモグラえき」である。そして、改札前のボードにその恐るべき数値が。

よくよく考えると、(注)とかそんなあっさりした表記でいいのかよっていう。そう、なんと駅舎からホームまで10分かかるという代物。隔離っぷりでは南新宿なんぞ足元にも及ばない。

えーと、いま11時ね。12時になる前に水上戻らんといかんよね。んで、この先に行っちゃったら往復20分強ね。行って行けないことは…ない? という計算が成り立ったようなので、せっかくここまで来たことだし、モグラになってみることに決定。物見遊山体質なんですよ、えぇ。

まず少々階段を降りて、国道と川を越える。ここからが本番。

どーん。さすが 462 段一直線は半端ない。てか深すぎて距離感がつかめない。と圧倒されていると、おや? 下から登ってきた人がいるぞ。試しに上り下りしてみたい人は、やはり我々だけではなかったようだ。

早速降りる。と一口に言っても、降りても降りてもなお階段。5段ごとに踊り場があるから転げ落ちる恐怖はさほどないのだが、どっちかっつーと景色が変わらなさすぎ。地下やし。

たまに振り返っても、進んだ感あまりなし。でもとにかく黙々と進むこと数分。

ついたー! うむ、確かに10分かかっている。
ちなみに、左のスペースはエスカレーターを付けられるように開けているそうだが、果たしてそうなる日は来るのか。

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