さくらさくら ’10 夙川はまかぜ編

この土地で迎える4度目の春。最初の年はどたばたしていたので、気分的には3度目の桜。今年も川沿いを見上げて歩く季節を楽しむことができた。
連日の残業帰りに監視を続けた開花具合は、まるであの週末に合わせてくれたかのような、申し分ないコンディション。あとは撮影者の腕が試されるのみ。まったりしつつも奮闘してきた、播州祭り翌日の話。

実は、午前に撮影するのは今年が初めてに等しい。春眠に誘われて見事に寝てしまうケースが多かったからね。ので、「はまかぜと桜」を撮りたいという Wisteria さんのご提案がなかったら、今年も出遅れていた可能性が高かった気がする。

普段の日曜より少し頑張って、バスと電車を乗り継ぐ。と、現地からおしらせが。どうやら定番ポイントの橋が、わたしが行くとすさまじく浮きそうな状態になっているらしい。
急いで着いて、とっても納得。無理だ。W の時ですら可能な限り激パを回避しまくってきたためか、どうも「ごった返す撮影地」に身体が馴染めなくなっているようで。さくっと場所変えを決め、西岸の木の下へ。今思えば、そこは去年立ったのと同じ場所だった。

いい咲き具合。これはやっぱり、花を大きく入れたいよね。

きっと車掌さんも、進行方向以外をついでに観たくなるだろう。

規則正しくやってくる新快速。その合間を縫って特急や貨物が行く。わたしはまだ目が覚めきっていなかったのか、つかまえ損ねたものが多数。中でも、はくとを逃したのが微妙に悔しい。

さあ、はまかぜはちゃんと撮れるだろうか。

ほっ。
見納めが近いと噂される、キハ181系での運用。だから橋の上も盛況だったわけで。いつも見かける度に気になってはいたが、まともに撮れたのは初めてかも。やはり桜には鋼製車の方が似合う。


各停のいいところは、運が良ければ窓越しにも花が見えることくらいか。乗客がブラインド下ろしてたらアウトだから、本当に運次第。

桜に埋もれる桃を撮ったところで、ぼちぼち場所を変える。

今度の狙いは上り。逆光承知で反対側の橋に回る。

先程の場所ではことごとく失敗した221系も、どうにか一応確保。

ふと観ると、水面にも桜色が。水鏡とまでは行かずとも、ある程度は映りそう。さっきの下りより更に接近が判りづらいが、こっちもうまくいきますように。

左右から花に囲まれた橋を渡り、上りも無事通過。

わたし的に大変久々となった在来撮りは、こんな感じでそれなりの結果。また来年もここで何かしら撮っていそうな気がする。この後はもうひとつの路線へ。

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