おもひで二重奏 (6) 人気者の貴婦人

郵便物を引き取りに、初めて家から駅と反対側に行ってみた。近かった。クリニックも近くていいね。
のんびりやってる九州報告、ここからまた JR サイドに復帰。

博多まで戻るきっぷを手に改札内へ。ただし、乗る列車まではまだ1時間以上ある。その間にあれやこれやを撮りつつ待つ。で、待っているのは乗る列車だけではなかったりする。
手前に停まった有明の向こうから迫る「気配」。見えるところまで下がって待ち受ける。

きたきた。豪快に煙を吹き上げて。

SL 人吉。これが観たさに、随分早い段階で入場していたわけで。

有明が去ると、こちらのホームでもいろんな人がカメラや携帯を向ける向ける。まぁ人のことは言えないが。

どうにかやりすごして、広角でも押さえておく。

さて、あっちのホームにも移動してみよっか。跨線橋を渡る。

ふと窓から覗き込むと、炭水車ごしにまだ燃える炎がちらりと見えた。

渡り終えると、まず目の前に客車。

さすが水戸岡シリーズ、やっぱり随所がそんな感じ。

で、肝心の機関車。実につやつやです。そして燦然と輝く金色の文字たち。土地柄「熊」の字がひときわ目立って見えるのは気のせいか。

計器類をクローズアップ。これまた美しい。こういうのを機能美というのだろうか。

側面のパイプたちも、薄れゆく陽光をわずかにまとっている。

そろそろ前面から撮ってみようかと回り込む。さっきから向こうに停まっている赤い列車が、初めて観る「九州横断特急」だったことにようやく気づく。

その2本の間を817系がぶっちぎっていった。うーん、実に九州だ。

相変わらず撮る人は多い。老若男女とりまぜて。どっちかっていうとうちらみたいな重装備(というほどでもないけど)より、コンデジや携帯派が圧倒的に多い印象。
こんなんなので、落ち着いて撮れた時間はわりと少なめ。週末仕様ってことで。

ライト、胴体、ヘッドマーク。前面に並ぶ円たち。精悍ながらどこか柔らかな印象も感じるのは、こういった曲線のせいだろうか。

他にも九州の車両はたっぷり撮ったのだが、それはまた次回。

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