運び屋たちの集い (4) 裏方を覗く

本当に梅雨なのかというくらいのいい天気が続いてますな。仕事日にこんなよく晴れてもあんまり恩恵がないわけだが、終日過ごしやすいという意味ではまあいっか。
そんなわけで貨物駅探検の巻ラスト。

車庫公開でよくある光景は、今回もやっぱり観られた。

この手のイベント、なぜか警察や消防がブースを出しにくる。近隣にお住まいの方へのアピールなのだろうが、ここに限っては「近隣」にはあまり一般住宅はないんちゃうかと思いつつ。

と、こんな感じでだいたい1周。

そうだ。あの 31 フィートコンテナを翼状に開けてるコーナーはまだ観てなかったな。

ここには JR 貨物全体の近況報告などがあったが、ひときわ注目を集めていたのは1枚のプレートだった。先の震災に巻き込まれた ED75 1039。浸水で再起不能となってしまったが、津波に飲まれつつも現場に踏みとどまった勇姿は今後も語り継がれていくことだろう。

そしてもうひとつ、あることに気づく。そういえば。

ここも終端駅ですね。こんなとこまで来て終端マニアの血が騒ぐ。

とはいえ、かなり不思議な終端である。架線のない空間に機関車ばかりが相前後してずらっと並んでいる。機関車の後ろに機関車、そのまた後ろにも機関車。一直線に見通す構図が大人気のようで、向かって左手側はたいへん賑わっていた。

歩き回った範囲だけでも充分広く感じたものだが、実際の「構内」はとんでもなく広大。

イベントで開放された区画は、全体から観ればごくごく一部にすぎない。見学用に仕切られたエリアの倍以上の空間が、東側には広がっている。

そして、運転が比較的少ない日曜であろうとも、バックヤードではせっせと働く現場の人の姿があった。

休みなくがんばる皆さんのおかげで、日本の物流網は保たれているわけで。おつかれさまです。

おなかもすいてきたので、我々はこれにて撤収することとした。
すると出口付近、入場時にすごい勢いでたまねぎとじゃがいもを売っていたコーナーが、こっそり復活している。じゃがいもは完売したが、たまねぎの在庫がまだあったのを係の人が見落としていた模様。おかげさまで我々も富良野産たまねぎにありつくことができた。当日夜から即戦力として食事に投入したが、いやーおいしかったわー。

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