Report – SPIN OFF from TM tribute Live 2005 / 2005.05.14

酉も昨日で完全終了ということで、まずはおつかれさまでしたー!
…疲れのあまり昨日は完全ネット断ちになってしまった人がここにいますよ。たっぷり寝たのでもう大丈夫です。近所の新緑がやたらと眩しいですが。

さて、おそらく今後は当分ないであろうライブレポですんで、わりと丁寧に…書いたつもりです。要するにまた長いです。
あと、もう存分にご承知とは思いますが、このわたしの書くものですので視点が大幅に偏っております。ので、大ちゃん兼ねてる方以外には少々アレかもしれませんが、楽しみ方のひとつとしての記録ということで何卒ご勘弁をば。

もくじ

さっさと読みたい人用もくじ

Prologue | Chapter 1 | Chapter 2 | Chapter 3 | Encore | Epilogue
※厳密にチャプター分けは不可能ですが、MC 等を基準になんとなく切ってみました。

Prologue

此処数日もそうでしたが、会場での新鮮味を増すために聴き慣れた TM 曲を遠ざけた車内。先に水天宮に寄ったんですけど、駐車場に着く頃にかかっていたのが、とんねるずアルバム「みのもんたの逆襲」。この中に ‘CONTROL NETWORK’ という TM パロ曲があるっていうんでネタ購入(当然ブックオフ)したものですが、いやーこれやばいくらい笑えます。無駄にマニアックだし。未聴の方は是非探し出して聴くように。

で、その後台場で激遅昼食。またトヨタでまったり遊んで時間をつぶします。台場はこれがあるから助かります。
開場時間になって外へ出たら、まだ入場してる気配なし。トヨタに逆戻りし、ついそのへんの体感アトラクションへふらりと。それが終わって外へ出ると、あれ? 立見番号が呼ばれてます。係員を捕まえて聴いたら、指定の入場は2階も含めて既に解禁されていたのでした。あうー。注意書きは先に読みましょう。
ちなみに、慌てて入場しようとしたら某お友達とはちあわせ。今回お会いした友人知人は彼女だけでした。

お花は4つ。敬称略でソニー・ミュージックパブリッシング(某社では略称ソニパブ)、オリコン CEO 小池恒右、岸谷五朗・寺脇康文(連名)、そして小室哲哉。先生のがやたらと横幅でかかったのが印象的でした。百合とか入ってるし。
続いてグッズ売場へ。本当に必要最低限のパンフとライトだけ購入。
そして、終了後は夕食と決まっているのでドリンクも先にもらってしまいます。
以上、買ったものは持参したバッグへするりと収まりました。パンフなんかサイズぴったり! 超ナイス! …え、それは秋の虹ツアーのバッグだろうって? だってちょうどいいんですもの〜。

さてと、ようやく着席。虹ツアーで2階ビューはだいたい判ってましたが、やっぱり観やすいです。大ちゃん側だし(はいはい)。
ちょうどメモ用のシャーペンも持っていることだし、珍しくアンケートを書いてみることにしました。音楽配信系の質問があったので、Mac じゃ使えねーんだよこらー! を主張したかったのですよ…。そして最初の年齢層チェックには「20代後半」という、多分これが最後になるであろう選択を。こうやって TM のファン層も成長していくんですねぇ…場内見渡しつつ微妙にしみじみ。

Chapter 1

まず響くはオリジナル音源の Bang The Gong。徐々に皆さんがステージに現れます。

01. Castle in the clouds
出てきた瞬間に思ったこと:ウツ細くなったねー!(失礼)
CD はあんまり聴いてません。が、聴いていくうちにびっくり。全然かっこいいじゃん! これはひとえに、べーやんのダイナミックな手さばきの功績が大きいんではないかと思われます。シングルとは別物のようでした。

02. Jean was lonely
前曲から大ちゃんが motif でピアノを入れてるんですが…ってよりによってその一番忙しいパートを手弾きですかー!! 先生が手で弾いてる記憶すらないメインフレーズを軽々と…。さ、流石でございます。サビでは wow wow…の部分で手を振ってるなーと思ったら手がピースだし。もうこの曲は大ちゃんばっかり観てました。いやその、贔屓目を抜きにしても衣装が白くて目立つんですってば。

03. Saint rain
すいません、この曲も大ちゃんがかわいすぎました…。A メロでは片手で煽るし、サビは弾きながら足踏みを通り越してもうぴょんぴょん跳ねまくってるし。ひょっとして個人的にこの曲が好きなのかな。

*MC.
なんかウツがおもしろいことになってました。

04. It’s gonna be alright
えーと、オリジナルが微妙な曲はこの面子をもってしても微妙。ライブでの盛り上がりどころがよくわからないというか。その点、吉本(01)はまだなんとかなるレベルだったんですね…。
先生のあのコーラスを葛G が代理してたのは、哲哉つながり? と一瞬思ったり。実際は彼がコーラス担当だからだと思いますけどね。

05. クリストファー
やけに重厚です。どの曲もそうなんですけど、べーやんと葛G の効果は相当でかいなと思いました。最後の長文を生で聴けたのは嬉しかったですね。

Chapter 2

さて、ここからソロコーナーへ。ウツとべーやんが一旦ひっこみます。

06. Looking at you
木根さん上手くなりましたよねー。ボーカルが(こら)
オリジナルではわりと淡白なアレンジでしたけど、ストリングスがこれまた重厚な感じでちょっと曲のスケールが広がったような。大ちゃんの手弾きパートがまた意外なところでおもしろかったです。いや、サビとかは普通にバッキングなんですけど A メロのそれを弾くか、みたいな。

*MC.
T&L を「トークショー」と表現してしまった木根さん。当たらずとも遠からず?

07. My best friend
木根さんの新曲、フルコーラスは初聴きでした。定番のミディアム木根ポップスな感じで、なかなかよいかも。で、なぜか大ちゃんの目立つソロパートが。ひょっとして次へのスムーズな繋ぎのためでしょうか。

08. Quantum Mechanics Rainbow VI
ステージにひとり残った大ちゃんのソロタイム。全体通して一番照明が凝りまくっていた可能性が。それも含めて完全に別世界でした。わたしの脳内も春のフォーラムに飛んでました。何度聴いてもつくづくドラマチックな展開で、7楽章ある中で VI を選んだのも納得です。
ウツのナレーションは断片的にしか覚えてませんが、内容はシリーズのテーマにちゃんと沿っていていい感じだったかと。

09. SLASH!
木根さん以外の4人が揃って今度はウツソロに。改めて通して聴いてみると、EA あたりの雰囲気を思い出しました(あれも大ちゃんメインだったし)。しかし全員すっごいのりのりでかなりきてましたねー。
サビで大ちゃんが片手で煽るのは慣れてきましたが、「まーわーす」ってとこだけくるくる回してるんですよ。それが判った時点でわたしもそこだけ回してました。

*MC.
ウツと大ちゃんがやってた斜め切りの動作は、斬る感じだったのか「/」なのか。

ここでメンバー紹介。べーやん→葛G→大ちゃん→木根さん→ウツ自己紹介、な順で。木根さんは? と思ったら、紹介されてからゆったりご登場。
ウツソロの連続配信ですが、5月末分も大ちゃん作曲&葛G 参加ということで。数日前にレコしたばっかりのを携帯につっこんだのを、ウツが直接操作してちょろりと聴かせてくれました。ミディアムより少し速いぐらいの穏やかそうな曲。これまたいい感じです。
しかし、葛G はすっかりいじられ役なのか、口真似されてみたりコーラス真似されてみたり。

続いてはご当地ソングのコーナー。かえすがえすも羨ましいのは福岡…。木根さんが列挙中に仙台と札幌でつまずいてましたが、札幌も文字通りの意味でご当地ですよねー。
で、これらご当地シリーズは6/30で配信終了らしいんですけど…。ど、どうしよう。まだ1曲もやってません。やっぱ福岡だけでもやっておくべきでしょうか。しかし木根さんが「配信」と「ダウンロード」を混同してしまい、客席に向かって「配信した人〜」やら「配信のしかた判る人〜」と大ボケかましていたのが素敵でした。

Chapter 3

10. あの夏を忘れない
発表当時からこの面子でやってるせいか、普通にオリジナルが板についている感じでした。

11. Girlfriend
これもいじりようがないというか、落ち着いた感じで。

*MC.
各地でしてきた話はあまり覚えてないらしい木根さん。雑談ぽいノリでずーっと回ってきたのであろう様子が想像できました。
で、一度木根さんがメインボーカルで Get wild を歌ったぞということで、当然客席からは超期待の拍手が。いやこんなん本家じゃ絶対無理ですからー。
…ということで、1番だけ披露されたのでありました。確かに B メロとかサビとかいっぱいいっぱいなのが判って、おもしろーい。しまいには「傷ついた夢をも○#*%…」ってみごとな宇宙語に。
以上、先生の方針のせいか?ギターテクが中学で止まってしまったと語る木根さん大活躍のコーナーでした。

12. Your song
こ、これだけイントロ2、3音で判らなかった…。ウツの高音をひそかに心配してたんですが、綺麗に出てましたね。

13. Twinkle night
後半の間奏、あの上下するフレーズの応酬で、大ちゃん&木根さん/大ちゃん&葛G のかけあいがすっごく楽しそうで、それぞれの音も微妙に気合が入ってて、観てるこちらも楽しかったです。

14. Self control
ライブバージョン定番の例のフレーズを、例の音で大ちゃんが。その音の合間にサンプリング声。彼的には、オリジナル再現に微かな新味、というのがテーマだったのかも。A メロで8拍ごとに片手で煽りを入れるのも、確かに音からしたらあってもおかしくないんだけど、過去の TM にはなかった煽りでちょっと新鮮に感じました。

15. Be together
出だしだけ DRESS 版、あとはオリジナルの勢い、というライブ定番構成で。最初の英語台詞を聴くとわくわくしますね。

16. Dive into your body
イントロ&間奏の、客席の手の揃い方は見事としか言いようがないな、と2階から観てて思いました。あと we say yeah! も。うぅ、個人的な事情とはいえそこでジャンプできないのが悔しい…。地面から離れない程度に跳んだつもりになってました。

そして本編終了。はけるとき、ほぼ同時に同位置まで来た大ちゃんとべーやんが互いにきっちり一礼して仲良く去っていったのが印象的でした。

Encore

いやーもう場内一斉に座る座る(含む自分たち)。さすがに年齢を感じたと同時に、わたしは中の人が気になってました。わたしの前の人たちは頻繁に座ってましたが、わたしはここまで立ち通しだったので。とにかくここは手拍子をほどほどに入れつつひと休み。

軽く5分は経ったと思われる頃、皆さん T シャツに着替えて再登場。
まず披露されたのは、木根さんが各地でやってきたという即興ソングの総集編。「あいちッ!」と「エキスぽッ(←最後のは指を口から抜く音)」は万博行った身としてもかなりヒット。続いて牛タンラップ(あまりラップ部分はなかったですが)。そしてヒロシのパロで「浅倉大介です。37歳です。ディズニーランドに1日居ても飽きません」。べーやん…ヒロシのテーマソングの歌真似ナイスすぎます…おかしー。

17. Another meeting
星空というか宇宙というか、映像が綺麗でした。オリジナルがわりとアコースティック一本なイメージがあったので、5人(べーやんはドラムじゃなくて静かめのパーカッション)でやると厚みが出ますねー。

18. You can dance
べーやんが何を食わされたのか判りませんでしたが、某所でお稲荷さんだと読んで納得。確かにそのぐらいの大きさ&色でした。

ということで、これにてお開き。ちょっと物足りない気はしますが、贅沢は禁物ですね。
最後ステージを去ってゆくとき、大ちゃんとウツが向かい合って手の振り合いっこをしてました。いや、ちゃんと客席にも振ってましたよ。

Epilogue

はー、楽しかった。
あとは例によってヴィーナスフォートで晩ごはん。秋に行った店へ行くとまた同じものを頼みかねないので、今度は3階のお店へ。主に吉本とゴナビーの落差について語りつつ、お店を決めました。昼間に下見していい感じだった、オムライスとサラダとケーキをいただくことに。

席についてふと周囲を観たら…入口で配ってたディスクガレージの冊子が鞄から覗いてる人が多数…。少なくともうちのテーブルの周囲4卓と、入口にもう少し近い2卓、あと別レストランでも1卓は確認。さすがにそれだけの目撃数の中にお友達はいませんでした。
漏れ聴こえてくる範囲でも、皆さんライブの余韻そのままに熱く語られている方が多かったですね。

ということで、個人的総評。

  • いろんな意味で大ちゃん最強。明らかにはしゃいでるかと思えば、先生でもあまり弾かないような微細音符のパートを華麗に手弾き。さらには客煽りもまめにこなす。ある意味ファンの鑑。
  • べーやん&葛G の組み合わせは重厚な音になってとっても良い。わたしが元々 N 時代から入ったせいもあるでしょうが。
  • が、それらの布陣でも元曲のアレな面をカバーできる時(吉本)とできない時(ゴナビー)がある…これはもう不可抗力かと。
  • ウツも木根さんも、ソロで色々成長したなーと。

要するに、曲を活かすも殺すも演奏者の腕とやる気次第なんですね。という、ごく当然の結論なのでした。
なにしろ先生不在なので、良くも悪くも彼のもつ繊細さ&あやうさ(?)は薄れるんですが、曲そのものの魅力を問う試みとしては、なかなか面白かったのではないかと思います。
あとはこれをきっかけに大ちゃん側につい転んでしまう人が増えたりすると、そんな人はきっとこれからの音楽ライフの楽しみが増えますよ。ふふふ。と、結局そこに落ち着くわたしなのでした。

余談ですが、やっぱりもうこれ以降のライブは無理だと思いました。身体中に響く重厚なサウンドによほど驚いたのか、あるいはわたしが立ちっぱなしの時間が多くて疲れたのか、昨夜あたりまで中の人がだいぶ静かになってしまって肝を冷やしましたよ。今はまた元気になってきたようですが、無理させてごめんねー。もうしません。
そんなわけで、妊娠5ヶ月以降の方はライブは控えましょうね。はい。

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