Review – TM NETWORK : CAROL the LIVE (1) / 2004.04.21

かなり出遅れてますが、買ったのが昨日なので。最寄りの新星堂店頭でずっと見つからず、やっと現れた最後の1本(推定)を保護してきました。つまりは予約してなかったってことですよ。

まずは長いこと幻扱いだったCAROL TOUR FINAL編を観ることにしました。
念のため前置きですが、わたしは90年以降から入ったので本物を観たことがありません。CAROLで観た映像といったら、あの微妙クオリティのアニメぐらいなものです。中古で拾ったLD持ってます(プレーヤもないのに)。
そういう訳で、思い出に浸る見方は不可能です。初見ならではの枝葉末節つっこみが多くなるかもしれませんのでご了承ください。
(後半のCAMP FANKS!! ’89編もあります)

・オープニング映像
その衣装だと老けて見えますよパニーラさん…。本編中のひらひらワンピは設定相応に可愛く見えたので惜しいところです。

・ディスクをグラフィックシステムにかけるシーン
システムの表示内容がノイズなのはいいんですけど、静止画ってのは如何なものかと。砂嵐ぐらい動かせるでしょー。
あと、ディスクのジャケはCAROLまんまなんですね。アニメ版で「ソング・オブ・プカラ」はもろGift for Fanksだったので、このディスクにはそっち系のデザインが付いてるもんだと思ってました。
それからこのシーン最大の問題が、異世界へ飛ばされる過程があんまりわからんのですよ。舞台上でやるのが難しいのは承知ですが。

・A Day In The Girl’s Life
先生の衣装がすごいことになっていますねー。EOSの輪郭が時代を感じます。
うつはああいう帽子をかぶらせると沢田研二に見える、と以前お友達に吹き込まれたのを思い出しました。帽子投げるし。

・Carol (Carol’s Theme I)
高音出てないよーという巷の感想は目にしていましたが、うちのオーディオで観てみても明らかにレベルが右下がりですね。というか低音強すぎます。

・Chase In Labyrinth
えーと、ここはキャロルとライーダの追っかけっこシーンですか? Chaseだし多分そうだと思いますが、画面では正直よくわかりません。
うつ歌詞、すこーんと抜けましたね。これ以外に誤字脱字がなかったのが逆に凄いです。うつですから。

・Gigantica
COLOSSEUMで聴くだけだとどういうシーンかさっぱりだったんですよ。「あぁこういう絵だったのかー」と判明したのでよかったよかった。
でも運ばれてくるキャロル、どう観ても「きゃー」とか言ってないんですけど。
ジャイガンティカの眼の中の照明装置が丸見えなのは御愛嬌ですね。

・Gia Corm Fillippo Dia
なにげにこれは隠れた佳曲ですねー。木根バラのイメージしかなかった頃にはすごく意外なアレンジでしたけど、今思えばのちのポップ路線の先駆けというか。
ただそのポップさからして、ライーダのダンスはもっと派手なものを想像していました。だんだん派手になったけど。
あと冷静に考えちゃうと、フラッシュが敵方の歌を歌うのはへんです。

・In The Forest
この曲の間に3人が、画面左上から右下に向かって斜め一直線に並んで映るカットがありますが、こういうアングルは珍しい気がします。

・Carol (Carol’s Theme II)
キャロル結構強いように見えるんですけど。ライーダ2匹跳ね飛ばしてるし。

・Final Fighting
音質低いのがもったいないNo.1。先生が上から音を入れまくるのはTMライブの醍醐味ですね。
有名な宙乗り木根さん登場。しかし何をしに来たのか映像ではよくわかりません。あのゆったり手招きで何かを伝えていたんでしょうか。
そしてジャイガンティカ倒れる…って誰か攻撃しました?
いや、その、合言葉でなんたらってのは承知してますよ。でも敵を倒すという最重要シーンが絵的にクローズアップされてないのは、ミュージカル仕立ての映像として致命傷かと。実際もそういう身ぶりとかはなかったんでしょうか。

・無事解決後、キャロル喜びの舞い(?)
このピアノ何処かに収録してください。
キャロルはパニーラさんに変更して本当によかったですね。

・Just One Victory
音が戻った世界でガボールスクリーンのライブ、って解釈で合ってますか? 赤にチェンジする前のうつジャケットについていたひらひらは少々へんでした。
あとこれも珍しい並び方がありましたね。
 木根さん
 うつ  先生
という高低差構成は初めて観ました。

・エンディング映像
ライーダに取り囲まれて平然としている先生と、逃げ惑うキャロルを背にふふんとしている松ちゃんがナイスです。
で、オープニングもそうですけど、スクリーン投影でゆらめく古めかしい感じもそれはそれでいいんですが、その映像オリジナルはないんですか。あるならそのまま入れた方が綺麗に決まってるし。

・総括
確かにこういうライブを見せられたら良い意味でびっくりしますわね。CAROLが当時からのファンに絶賛?されていたのは、テクニカル面よりも、ストーリーに基づいたコンセプチュアルな構成によるところが大きかったんだろうなぁというのを実感しました。
ていうか本読んでないと展開わかりませんてこれ。

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