OtiS IV

今年のライブ納め報告。いうまでもなく長いよ。あと2階後方から視認できない事象が抜けてる可能性が高いのはご容赦を。
ツアー複数通った方も多いと思いますが、わたしは「1公演当たりの情熱を最大化」の方針により千秋楽のみとさせていただきました。お財布の都合ともいう。あと年末のアレに当たった知人が皆無で驚いたのだが、いくら運試しで抽選ポチっただけとはいえ、余程ファンでなきゃあの額のモノ最終決済しませんから。そういうことです。

2012〜2015 各ライブレポートもくじ

Prologue

こんな日に限って自宅作業がたてこんだ結果、事前販売には間に合わず、着いた頃にはすっかり夜景な有楽町。でも開演前に余裕でパンフ買えて助かった。

今回は「予習の大切さ」が身にしみた。アルバムは当然としても、先生まさかの小説デビュー作「CAROL の意味」も地味に結構必読書だった感。あ、以下若干小説のネタバレ含みますんで。

Stage

* Opening/BGM:Seven Days War ※ほぼインスト
大スクリーンに “starring” の文字が流れ、1人ごとに起こる拍手。くいっとロゴ(手書き版)が草原風景に浮かぶ。景色はどこかの都市から煉瓦造りの建物前へ。映像の中を歩く外人さんと、ステージ上に現れたウツ。バトンを通じて二次元と三次元がほんのひととき交差する。

* Navigator
潜伏者=IP の30年を振り返る案内役としてスクリーン上だけで登場した、黒スーツに白ブラウス姿の女性、キャロル・ミュー・ダグラスさん(推定40歳)。そんな大事なつかみ部分で、初見の自分ですらわかる「途中まで彼女の声が場内に流れない」という痛恨のミスがあったが、まあそれはそれ。字幕あってよかったね。
映像終了とともに爆発、機材ブース(上手:木根さん、下手:先生)がスライドしてきた後に3人登場。

01. [QUIT30] Birth
フレーム状に描画された地球のあちこちがスキャンされ、世界各地の様々なシーンが流れる。中には渋谷の交差点など見知った光景も。

02. Wild Heaven
以降、くいっと以外の曲は概ね ’14 バージョン。これはディスコかと思う程派手な7色照明でイケイケだった。イントロの最後が、サビ終盤の徐々に上がっていく4小節を倍に伸ばしてさらに音階を上がる構成になってたのが印象的。

03. TIME TO COUNT DOWN
’14 バージョンで最も劇的アフターとなった曲その1。よりクラシカルになった冒頭ピアノの後、一気に EDM 化。4つ打ちにした結果、実は原曲より BPM 遅いような気がする。しかし、早くも3曲目にして客電つけて煽る展開は予想外。
「らーら、らららら」がコーラスではなく、コードだけ残して小節倍増で先生シンセパートになってた。ラストの転調がないのは歌いやすさ優先かな。

04. [QUIT30] The Beginning Of The End
回り続ける赤いランプ。これは警告か、それとも人体を巡る血か。ところで、当曲含め頻繁にいかにも首都高っぽい景色が散見された件。湾岸ですかね(てきとう)。

05. [QUIT30] Mist
地方公演のオフショット…と思いきや、突然のソニック入線風景。ガチで噴いた。いや確かに先生乗ったって言ってたけどさ。ほか2人も駅構内シーンがちらほらあるし。映像発売されたら特定班の助けを借りるか。

* Navigator
キャロルさん曰く、単体では無力な欠片・破片も、集めることで役に立つ。

06. Alive
大スクリーン前に中スクリーン登場。背後と同じ絵(また首都高か)も映していた。
これ含め、近年ちょいちょい「ライブ向きの曲」があるような気がする。サビで手が挙がるような曲ですね。

07. 君がいてよかった + LOOKING AT YOU
表記だけだとなんのこっちゃなので、後日の自分のために解説。
2番くらいまでは前者を普通に演奏してて、大サビ前で演奏終了。すると、1人残った木根さんがアコギ持って舞台のふちに腰掛け、後者をワンコーラス弾き語り。多分キーを1個上げていたと思うが、見事に歌い上げて場内喝采。プチフォークパビリオン状態。
そこへ先生がショルキー(機種わからんので便宜上)を持って現れ、エレキに持ち替えた木根さんとぎゅいんぎゅいん対決。これまた大いに盛り上がり、Girlfriend っぽいフレーズで締め。
そしてフレーズがだんだん元曲に戻り始め、ウツが帰ってきて大サビ歌って終了。曲中で別のイベント挟むネタにもいろいろありますな、と12年の「機材トラブル風」を思い出す。

08. Always be there
先生がショルキー、木根さんがアコギ、という珍しい組み合わせ。

09. Still Love Her
この曲で星空(たまに流星あり)の映像は至極順当。木根さんのブルースハープパートで全員木根さんブースに集まり、3人並んでにこにこしてたシーンがハイライト。そして見せ場の終盤で木根さんより前に出てアピールしにいくおちゃめな先生。

* Navigator
機器画面越しにスキャンされる “IP0016″=キャロルさん。車に乗り込み、車中からこちらに語りかける。曰く、IP はどこにでもいる。例えばあなたの父も、毛沢東やアマデウスも IP だった可能性。答えは「船」に乗れば見つかるかも。

10. [QUIT30] Glow
中スクリーンに加えて小スクリーンが左右に1枚ずつ登場。3枚とも可動式で、結構自在に上下左右する。大スクリーンは街の風景、中小スクリーンはスキャン機能など。

11. I am
イントロがちょっと長くなってた。そんなことより映像がずっと鉄道っぽい側面展望で気になって気になって。いや、何線かなって。まあ多分日本じゃないと思うんだけど。最後の通過車両がどことなくコレっぽいから、やっぱジャカルタか。

12. Get Wild
毎度自由度の高い先生ソロコーナー的なイントロ。ものすごく特徴的なサンプリングボイスで曲名特定した。なるほど、これがニコ生の誕おめ企画で「くいっとバージョン」と言われていたアレか。
そうやってドコドコ言わせてるところへ木根さんがアコギで乱入したり、間奏ではウツボイス入り MOTIF の販促かと思うような連打もあり、見どころたくさん。

* Navigator
キャロルさん曰く、3人の IP は任務を終えるはずだった。が、「彼」が行動を起こした。彼はいつもキックスターターなのだ。

13. [QUIT30] Loop Of The Life
14. [QUIT30] Entrance Of The Earth
実質1曲相当。映像はおそらくジャカルタ渡航時(ちらっと見えた “PASAR” の文字から判定。多分デンパサール空港周辺)、空港から警護車先導でホテルらしきところに向かう先生を追う。川沿いのスラム、子供たちの笑顔、女性の微笑み。いろんなイメージが交錯。そして先生があのバトンを拾って立ち去る。
ジャカルタといえば小説でも重要キャラを訪ねた場所。物語の内容がリンクする。

15. THE POINT OF LOVER’S NIGHT
劇的アフターその2。「君のメッセージ…」や「気づきはじめた」に相当する部分でドラムだけカットされるという、インパクトある演出。これもラスト転調なしだった。
あと、ウツが2番サビ前にスタンド持ったままくるんくるん(2回転)は皆様盛り上がっておられた。

16. Self Control
先生は赤ショルキーで機動性重視、木根さんもエレキで張り合う。後半では2人がそれぞれメインステージを飛び出して左右の花道に駆けていくシーンも。
映像はどこか外国の教室。ずっと無数の英単語が羅列されまくってて、よく観ると大半が過去曲かコンセプトに関わっているものばかり。書き出すときりがないし全部は覚えてないから省略するが、初期から今年まであんな単語やこんな単語がまんべんなく。一番わかりやすかったのは本体に EXPO って書いてあるペンか。
いろいろ感慨深くなったところで、最後に先生がショルキーを客席へポイ。もちろんスタッフがしっかり受け取った模様。

17. LOUD
地球にズームインして “forward to London 1974”。そこに話戻すかー!
映像ではこの3年のライブを新しい順に振り返る。前回の白い宇宙船内、昨年の米国、そして一昨年まで。12年の「14年から時を巻き戻す」という設定そのままの展開。
途中、サポメンさんたちのクリスマスな帽子がスクリーンで披露されたり、大サビで銀テープが発射されたりと盛り上がりつつ、「IP ラストの手紙→ FM ラストの列車→ BofE ラストのキャロル」と今度は時系列に進む映像。そして宇宙船の扉が閉まる。

* Interlude
雪が舞う景色に浮かぶ、昔の映像。明らかに「最初の10年(特に N 期)」のもの多数。周囲では涙ぐむ人もおり、かくいう自分も少々うるっと。

* Navigator
キャロルさん曰く、わたしには朝日の昇る音や月の石が鳴る音が聴こえる。(小説の「キャロルは難聴」設定を踏まえて「視覚情報が音として知覚できる」と考えればしっくりくる発言)
Creation, Concentration, Imagination…欠片を3つ合わせた彼らは特別な力を持っている。その力は皆さんも持っている。音楽が目覚めさせてくれる。
最後に “Good luck.” と言い残して、爆発とともに映像は消える。入れ違いに放たれる光の中から再び3人登場。

18. [QUIT30] The Beginning Of The End II
19. [QUIT30] The Beginning Of The End III
ここも実質1曲。「僕たちの役割」が今後も続くかどうかは明かされないままのエンディング。その解答は2月に出るのかな。
中小スクリーンが中央に集まり、3枚で TM ロゴ(O が電源マークになってるアレ。そこだけ赤)を映し出す。多分1階からは綺麗に繋がって見えてたんじゃないかと。そのロゴや街の風景を3人はしばし眺め、やがて1人ずつ去っていく。

* Ending/BGM:Alive (TK Mix)
大スクリーンに映し出される、日本を極東とする世界地図。ニューヨーク、ロンドン、ジャカルタの辺りに赤い電源マークが灯っている。これは次公演への伏線なのかも。
アンコールは今回もない。そのかわりに、楽屋に揃った5人(サポさん込)がスクリーンの中から笑顔で手を振ってくれた。次はさいたまでね、と、2日間ソールドアウトのお礼とともに、ウツが掲げる1枚の紙が告げていた。
エンドロールになり、うっすら客電がついても、曲にのせた手拍子は止まない。皆が待っていたのは最後の最後、FANKS の5文字。ひときわ大きな歓声が上がった。

Epilogue

1906 頃開演、2110 頃(エンドロール込で 2117)終演。生中継とか体力とかいろいろ要因はあるだろうけど、ほぼ2時間で近年落ち着いたね。
構成的には「くいっとで始め、くいっとで締める」という予想通りだったが、今年発表分以外の曲がかなり N 期偏重。リズレで覚醒し EXPO に心酔した自分みたいなタイプの人間には、まさに俺得な選曲でございました。
さいたまは大枠で今回の延長線上とはいえ、タイトルが若干違うし舞台形状もまた変わってくるんだろうな。2ヶ月後を楽しみに待つとしよう。

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