Review – Perfume : Spending all my time / 2012.08.15

成田ネタはまだ途中なのだが、買ったらできるだけ早く聴きたいのが正直なところで。そして聴いたら延々リピートが止まらなくなり、勢いで感想を言わずにいられない。そんな今年2枚目のぱふゅシングルでございます。うっかり買い忘れてた JPN の DVD もついでに(初回が1枚だけ残ってて助かった)。来月のグローバルコンピも初回押さえに行かねば。
なお、今回は購入直前にナタリーで特集インタビューが出て、これが非常に参考になったので先読みしておいて大正解。

01. Spending all my time
いくら海外リリースもあるからって、ほぼ全部英語。そら面食らうわ。で、3人からの要請でちょっとだけ日本語が加わり、国内リリースもしやすくなり、曲に対する思い入れも生まれた、と。ある意味、曲書く側と歌う側が一番わかりやすい形で共同作業した記録かもしれん。しかしインタビュー中の「お得意の前向きモード」は笑った。
そんな背景はさておき、これはかなり中毒系。音やら展開やらがやたらツボすぎるのもあるし、なんせ歌詞がほぼずっと同じなもんで瞬時に口ずさめてしまうのも大きい。2、3回聴いたらもう脳内再生余裕。

02. ポイント
日常系なのにゴージャス。とんがりと穏やかさが共存。3人の澄んだ声を一番堪能するならこれかな。
インタビューにもあったけど、この曲を氷結で使った期間が短すぎてちょっと寂しかったんよね。無事 CD に入ってがっつり聴けてよかった。アレンジの層が厚くなって、CM の時とはまたちょっと違う感じになったね。

03. Hurly Burly
7割方同じメロディなのに、コードだけで次々に印象が変わる。氷結イベで披露していた部分は本当にさわりでしかなかったことがよくわかった。で、ただ楽しく過ごす歌かと思いきや、よく読むとつながろう日本っぽい示唆も。ひとことで言うと歌詞ズバリ「不思議な Tasty」か。

総評:
ぱふゅにおいては割とよくあることだが、ハズレ曲がないどころか、どれを表題曲にするか迷うというインタビューでの見解に首がもげるほど納得。こりゃ確かにトリプル A 面と言うしかない。にしても、いまどきの J-POP 界でこんなもん(いい意味で)を1曲目に持ってくる冒険心あふれる人は他にいるのかと。
ちなみに、いずれのインスト版もこれはこれで驚愕というか、普通に単体でフロアに流せるレベル。そのくらいバックトラックが猛烈にリッチで表情に満ちている。そういう面でも、海外に持っていくことを意識した造りなのかな。

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