Review – Perfume : Cling Cling / 2014.07.16

お話の途中ですが、今年初のシングルが発売日になりましたので。当然今回ももれなく限定盤「おっきいハコの中仕様」をフラゲいたしております。が、これ物理的に保存しづらいなー。過去の他アーでもこのような豪華な箱は経験済だが、袋入りならともかくフィルム包装のみだと、うーん。まるごと別の袋に入れるか。と些細な悩みもありつつ、恒例の感想めもめも。

01. Cling Cling
VOICE を大幅に上回るオリエンタルっぷりに世界進出の影響が見える、とか大袈裟な評があったりなかったり。で、これ2番の歌詞からすると七夕ソングなんですかね。織姫視点の。てな深読みはともかく、軽やかなリズム隊の刻みに同じ言葉の繰り返しが効いててじわじわくる。

02. Hold Your Hand
アルバム末尾によく入っているアイドル直球系。B メロの掛け合いとか、メインで入ってるぴょこぴょこ系音色とか、そのへんが顕著。募集されてた PV 企画も直球だったからわりと納得。

03. DISPLAY
表記こそないがタイアップ直球系。パナの 4K テレビ展示用として作っただけあって、いかにもな歌詞。しかし映像相当部分の作り込みがやたら本気、かつそれ以外は実質インストなんで、多分最初はサビしか作ってなかったといういつものパターン。

04. いじわるなハロー
今回の個人的ベスト。音色も相まってどことなくレトロでヨーロピアンポップスな趣のクラシカルなサビから、陰影漂う間奏まで含めての表情豊かなコード展開がたまらん。

特典 DVD:
表題曲 PV の衣装がものすごく豪華で素晴らしいんだが、TV に出る時は中ジャケ(歌詞カードおもて)版みたいね。さすがにこれを毎回着用するのは手間かかりすぎて無理か。
あとフェスのダイジェストがやたらとおもしろかった。西脇家メモリアルは微笑ましくて泣けるし、カバーは新鮮やし、宇多丸氏は愛あふれすぎやし。それだけに、ホルモンとの公演が諸事情につき流れちゃったのはもったいなかったね。最初から国内…おっとつい本音が。

総評:
いやー豪華なシングルですこと。こりゃ 2000 円超えもやむなしだわ。
それにしても随分と特色の異なる4曲を詰め合わせてきたもんだ。勿論同時期の作品だけあって音圧とかはわりと揃ってるけど、改めて守備範囲の広さを観た思いがする。
ポリ以降から入った(=初期を経験してない)自分は今でも新参気分が若干残ってまして、それでももう指名買いを始めて6年くらいは経ってるわけですよ。買い続ける行為そのものに惰性が出てこないか心配になるはずの時期だが、こうして毎度「あー買ってよかった」と思えるのはありがたいことやね。
なお余談だが、限定盤のジャケは 3D 仕様になってて、あんまりガン見してると酔うのでお気をつけあれ。

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