OtiS IV

店内ネタバレが多すぎると毎度嘆きつつ愛用していた横浜駅前タワレコが消滅してしまい、購入手段に悩んだのだが、結局9月末で切れるポイントを有効活用するためオンラインの方のタワレコで。きっちりフラゲ日の午前に届いてむしろびっくり。
というわけでデイリー初日トリプルスコアの1位を祝しつつ、約2年ぶりのアルバム。大変長らくお待ちしておりました。以下感想は初出曲+新バージョンに絞っております。

01. Enter the Sphere
グローバルサイトのインストをベースに歌詞がついたってことになるんだが、その追加部分で印象が大違い。もはやプログレと化している。かっけー。

02. Spring of Life (Album-mix)
前曲からノンストップ繋ぎ。イントロ長めに盛ってるだけかと思いきや、全体的に音場の厚みが増した感。あと最初のサビ後のコードの繋ぎ方が違うだけで随分雰囲気変わるなーと。

03. Magic of Love (Album-mix)
出だしが全然別ものでびっくり。1番のフェイクがなくなって2番に移ってたり、音色のぽこぽこ感が一層強調されてたり、間奏がまるで違ったり、締めが急にしっとりしたりと、意外と地味にトータルで手が入ってる。

04. Clockwork
淡々としていそうでいて、不協和音になる一歩手前の絶妙なところで踏みとどまってるコードの上で、パッド多用の音が隙間を埋めていて不思議な空間を生み出してる。

05. 1mm
今作の代表扱いで真っ先に公開されてた曲。サビがいっぺんで耳に残るのもあるけど、歌詞のトリッキーさとか今までありそうでなかったタイプのメロディとか、さらっとしてそうでいてなかなかの技あり系。

07. Party Maker
タイトル通り、最初っからフロアを意識して作ったような音。とてもチョコラ BB のタイアップとは思えん。ある意味一番の冒険作かも。語弊を恐れず言うと、大ちゃんの部活に通い詰めていた時期に求めていた音の方向性にかなり近い。それがこっちで出てくるとはなぁ。しみじみ。

08. ふりかえるといるよ
一転してまったりした柔らかメロディほんわか系。と言いたいところだが、全然甘くない歌詞がじわりとくるスパイス。まるで童謡みたいな後半も無邪気すぎてむしろこわいし。ていうか何が「いる」のか気になるわー! なお次曲が「ポイント」で、この直後に聴くとほっとする感が半端ない。

12. Sleeping Beauty
実質ほぼインスト。ミステリアスでもありトライバルでもあり。眠っていても脳内風景はカラフル、みたいな。

13. Spending all my time (Album-mix)
カンヌライオンズの時のアレですね。冒頭の時点であの美麗パフォーマンス(の中継映像)が脳裏に甦る。CD 音質だと一部コードのごっそり入れ替えがはっきり判るなど、改めての発見もあり。

14. Dream Land
たおやかな音色といつにも増して澄んだ歌声の中に、夢という甘美な響きの心地よさと儚さが詰め込まれてる。ちょっとほろ苦い後味。

*初回特典 DVD
実はこっちを先に視聴したところ、ラジオコーナー(いろいろ自由すぎて爆笑)で「アルバムより先にこっち聴いちゃいけんよね、話合わせたいよね」的な展開になったので急いで取り出したのは秘密。後で戻ってきたらちゃんと「聴いた人に向けて」に切り替える瞬間が作ってあって更に笑った。
1mm の PV も勿論堪能したのだが、麺カタのダイジェストが予想以上の大盤振る舞いで驚いた。Magic はともかく、だいじょばないと Spending のフルサイズライブ映像は初めて観たわ(後者はカンヌがあるけど特殊演出やし)。

*初回限定盤ジャケット
なんで歌詞リーフレットが CD 本体の外にあるんかねと思いつつ本体箱を開けて、予想外の構造に思わず声が出た。これは実物を手にとって楽しむべき。なお、うちに届いたカラーケースはクリアであった。

総評:
クールさ、可愛さ、不思議さ、激しさ、などなど、あらゆる面をいろんな角度から感じた。アルバムとしての表現の幅が今まで以上に広い、という意味で「レベル」が上がった、ってことなのかもしんない。
区切らずに通して聴いてほしい、とはかしゆか談だが(前述のラジオコーナー)、そう言われる前に通して聴いたら確かにそうだった。そしてこれも言う通り、ボーカルエフェクトが随分控えめになっている。曲それぞれの個性もこれまでに増して立ってるけど、3人の声の個性も更に活かす方向に行ってるのはなんか嬉しいね。

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