Review – access : SEQUENCE MEDITATION 〜超電導思考回路 / 1998.06.24

ツアー初日のよこすか、ぼちぼち終わりでしょうか。携帯写真から伝わる以上に盛り上がったことでしょうね〜。こちらは仕事中の時間帯からちまちまと Real report をリロードしたりしつつ、ひたすら羨ましがってばかりです。
悔しいので…というわけでもないんですが、昨日柴田さんと一緒に届いたこれを聴いておくことにしました。実は CD シングルで集めきれず、全楽章通して聴いたことってないんですよ。後で小耳に挟んだ限りではレコ社が勝手に出したシリーズの一環のようですが、持ってない人には便利だったりするんですよね。

01. 第一楽章 覚醒
I〜III の切れ目があまりわかっていなかったりしますが、中盤頃のドラム抜きでストリングスメインのダークなパートがやけにツボだったりします。後半のエレピも音の澄み切り具合が素敵。

02. 第二楽章 混乱
いい感じにスピーディーな展開。ハモンド弾きまくり、ということは、ライブでやったらさぞかし燃えそうですね〜。ギターの音色が打ち込みっぽさ全開なあたりに、ちょっとだけ時代を感じました。このシリーズって初出94年ですよね。

03. 第三楽章 解放
ここまで割とハードな雰囲気のくだりが多かったので、中盤(これが II?)の優しいストリングスと明るい旋律でほっと安らかな気分に。III のタイトルからすると、パイプオルガンとコーラス隊のくだりを抜けて、彷徨っていたものが希望をもって現世に帰ってきたってところでしょうか。

総評:
この CD に関しては、トータル30分とコンパクトなこともありますけど、楽章単位とかパート単位で感想書くのは難しいですねー。虹じゃないですが、全部通して聴いて初めて見えた何かがあるような気がします。脳内世界への旅という意味では、先生のマリックに近い雰囲気だなぁ(ずばり Meditation って曲もありましたし)とも思いつつ、最後に光が見えるのはやっぱり大ちゃんらしいなぁと思いました。
…そういえば、これでも access 名義なんですよね。こうやってまとめると大ちゃんソロのようです。むしろクレジット隠されたらソロとしか思えない気がします。初期2枚のソロアルバムから此処までの間に、打ち込みテク(と機材の性能)が相当進化したんだなぁとしみじみ。

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