失われる多様性へのレクイエム

エイプリルフールの仕込みどころか新規で記事を書く時間がまったくないので、とりあえずこっちから。ぶろぐ移してから幹線ネタ祭りに拍車がかかってるのを中和するわけではないが、しごと環境に影響が大きいラジオの話。

会社では常に FM を流している。在阪局を巡ったものの、大手2社はあまり好まれず。洋楽多めでやかましくなく、仕事の邪魔にならないことから、落ち着いた先が COCOLO だった。
鉄筋のオフィスでは雑音も多くアンテナ調整に苦労しているが、ありがたいことに IP サイマル放送が始まり、模様替えしたら受信用 PC を置こうと盛り上がっていた。

が。
ある時期から、番組があと何回だの、もうじき最終回だの、そういうワードがやたら増え始めた。ほとんどの番組でそう言う。いくら改編期とはいえ多すぎる。サイトを観に行くと、唐突なリニューアルの予告。しかも従来の編成方針を根底から覆す勢いの。
何かがおかしい。違和感はずっとあった。
そして第4週末。車の中で聴いた番組は全部最終回。日曜の夕方、2番組の DJ さんたちがクロストークで堂々と異議を唱えまくっていた。その番組に関するブログの記事を探り当て、違和感の正体にやっと気づいた。

COCOLO が経営不振により、制作を802の子会社に丸投げ。そのため、就職前から慣れ親しんできたあの番組もその番組も大半が完全終了。DJ さんたちも、それどころかスタッフまでほとんど去るという。
…はい?
4月の番組表を観たら更に目が点になった。なんやこの、わたしが中学か高校の時の802にしか見えん内容は…。どう考えても「802の古いコンテンツのリサイクル」としか。カラーが他局と違うから聴き続けてきたのに、これでは行き場がなくなってしまうではないか。

移行期間の31日朝、おそるおそる聴いてみたものの、予想を上回る懐古趣味。悪い意味で。平均年齢32歳の弊社にはとても合わなかった。
京都にでも逃げるかと思ったが、あいにく電波を拾えないようだ。コミュニティ FM やらサイマルで J-Wave やら試しつつ、なんかもう本家802でいいかって妥協意見すら出ている。積極的に選びたい局がないって、残念やなぁ。

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