ぐるっと関西すりーでい (7) 花舞う高野・4

主に午前勝負のつもりで都内を回ってきたのだが、予想を遥かに上回る暑さで早々に体力ゲージを削られてしまった。夏対応の服にしなかったのも反省点のひとつではあるものの、なんだかんだで気温上がってきたね。皆様もお気をつけて。
さて本日も引き続き高野山界隈の巻。

続いて立ち寄ったのは霊宝館。

一首の博物館なので勿論写真はないのだが、仏画やら仏像やらのオンパレードで観るからに貴重そうなオーラがそこらじゅうから漂っていた。四天王像が4体並んでるのを観てそれぞれの違いを観察してみたり、とか。
…ふぅ。ちょっと疲れたので休憩。

というとき、霊宝館の前にはちょうど小さな休憩所が。買っておいたお茶を飲みつつ一服。同じことを考える人は結構いるようで、あずまやの下には他にも数人。

それにしても仏教都市というものは、季節の移ろいに目を向ける機会を意識的に用意しているのだろうか。ふと上を観ることも多く、そうすると春なのに真っ赤な紅葉を見つけたり。

そのままぶらりとバス通りを歩いてゆく。

ベンチの傍らには、お坊さんらしき彫像。て、木魚を枕に寝ちゃってるし。修行は大変やね。

比較的新しい建物が2棟ほど見えた。何かと思ったら、1棟のうち半分は宮大工さんの仕事ぶりをちょっと見物できる工房、そしてもう半分はグッズ売場だった。こうやくんノリノリである。

もう1棟も何かと思ったら、なんと霊木(要するに高野山内限定の間伐材)で家を建てちゃおうというモデルハウスだった。見学無料だったので木の香りと手触りを存分に味わってきたが、もし本当にやったらお値段がこわいと真っ先に思っちゃうのは、庶民だからか信心が足りないからか。

金剛峯寺脇の細い道を抜けたところにあるバス停をめざす。

交番ですら完全に高野に溶け込んでいる。しかもこれ、しれっと大正建築らしい。このシックな色合いの建物に、白黒のパトカーが妙に似合う。

で、そんな交番前からバスに乗って向かった先は、坂がきついから徒歩ではちょっとなー、と最初のバスの車中からチェックしていたところ。

女人堂。かつて高野山の主要部分が女人禁制だった頃、女子の皆様がかわりに参ったであろう建物。

すぐ脇には、当時なら男しか通過できなかったであろう門がどっしりと構える。今はそうでないからこそ、わたしも奥の院やら何やらいろいろ観て回れているわけで。

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