おひさまと水の国 (12) 神様の隠遁・1

いやー、1日中移動しまくり撮りまくりは疲れるね。しっかり寝て落ち着いたが、夕方から出かけるので今やっておこう。信州めぐりレポはここから2日めに突入ですよ。

翌朝。8時頃にチェックアウトして、電車に乗りに行く、はずだった。が、ロビーに飾られていた写真につい興味を持ってしまい、急遽その場所へ向かうことに決定。マクドで朝食後にまっしぐら。現地の駐車場キャパの少なさをどうにか乗り越えて、いざ。

戸隠神社。の中でも一番北にある奥社への参道。なんでも往復 4km あるらしいので、覚悟を決めてれっつごー。

このような平坦な道がしばらく続く。

傍らには水流の音。頭上は概ね枝に覆われ、陽にあてられるのは一部だけ。

夏らしい濃厚な緑の中を歩く。気分はすっかり森林浴。

参道以外はほぼ自然のままに保護されている印象。帰宅後調べたら国立公園だった。すごく納得。

切り株の切り口がすっかり草で覆われている。このまま土に還っていくのだろう。

かたや、苔むした根っこも。

立派な木だなぁと見上げると、すごい勢いでねじりん棒だったりする。

十数分ほどで、中間地点と思われる門に到着。それをくぐった先に現れた光景は圧巻だった。

天を衝かんばかりの見事な杉並木。天然記念物らしい。江戸の頃に整備されたそうだが、これ自体がもはや千本鳥居のような気すらしてくる。

朽ちかかった木には、明らかに人の手で積まれた石。なんでも信仰対象にしてしまうのが日本人的というべきか。

倒木であったと思われるものも、まるで地層のように重なり、風景に溶け込んでいる。

とか写真を撮る余裕があったのも最初のうちだけ。この後どんどん傾斜が急になり、道幅も狭くなり。伏見同様、ひーこら言いながらゴールをめざすことになるわけで。

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