たんけんぼくらのまち (2) やまとのこころ

今日も天気がいいのでせっせと撮影。楽しかったけど、どう観ても結果が追いついてない。まだまだ修行が足りませぬなぁ。
ご近所散歩の後編は、公園で出会った「施設的なもの」について。

公園内の一角に、やけにしっかりとした集落的なエリアを発見。寄ってみる。そこは、社会見学やボランティアによる農作業の拠点になっているらしかった。

雑貨の無人販売の屋台などもある中、時節柄設けられたと思われる募金箱も(箱というにはかわいい)。

さらに奥へ進むと、そこには立派な茅葺き屋根を持つ日本家屋が。

実際に個人宅の母屋であったものを、移築保存したものらしい。

入場自由ということなので、早速中へ。板の間の風情は、確かに使い込まれた木の味わい。

土間周辺でいろいろ眺めていると、スタッフらしきおばちゃんに声をかけられた。なんでも、この家の裏手に今だけ見頃の花があるらしい。せっかくなので案内をお願いすると、花の名前も教えてくれた。

こちら、中央に固まっているのがヒトリシズカ。

これはウグイスカグラ。
いずれも小ぶりな花。もう1個教えてもらったけど写真がうまく撮れず。ただ、そっちはここへ着くまでに何度か道端で見かけたが、上2つはここでしか観なかったような気がする。

しかし、ちょうど仕事関係でやたらと和風の意匠ばかり探しまくっていた矢先に、偶然このようなスポットに行き当たるのだから、世の中わからんね。

こういう「陰影と空間を活かした配置」ってのが自然にそこにある、それが古民家の素敵なところか。

土間では、かまどに火がくべられ、直火ならではのいいにおいが立ち込めていた。屋根のメンテも兼ねているのだろう。

ひとしきり堪能して外へ出た。若干見頃を過ぎたコブシは、それでもなお青空に映えて白かった。

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