街よ秋色に染まれ (2) 水辺の紅色

年末なので髪切ってみた(長さ維持で軽くする程度)。ついでにトリートメント頼んでみたけど、真冬なのにスースーするのはどうかと。ま、たまにはいっか。
さて今日の話は、東京紅葉スポット巡りの次なる地点へ。

駒込で降りると、六義園。正直言って都内の和物スポットには大変疎いので、旦那さんが詳しくてよかった。

ここもまた思ったより色づきが遅いのか、序盤は赤い葉でファインダーを埋めるにも意外と苦労。

そのかわりといっては何だが、こういう過渡期も意外とおもしろかったりするもので。

あとは切り取り方次第か。場合によっては山間部みたいな絵にも。

しばらく行くと、ようやくいい感じの木が徐々に出てきた。

ただ問題は曇り空と、それ以前にわたしの腕が 5D2 に追いついていない気がする件。

構図に悩みながら足元をふと観ると、黄色いハートが。

そこそこ赤い木の真下に立てる場所があった。お魚さんを持参した甲斐はあったようだ。

またレンズを元に戻して、もっと先の方へ。

鴨や鯉が泳ぐ川の奥に、いい位置にあずまや発見。

意外と枝が高かった。

池のほとりに出ると、一気に人が増える。

特に、見事に染まったこの木は、対岸に黒山の人だかり。この立ち位置も、辺り構わず居座る年配の人の隙をついてどうにか。

こちらの周囲も、16時半に迫るライトアップに期待してか人だらけ。

2人ともそういう所で押されながらじっと待つタイプではないので、さっさと抜けて池の周囲をめぐっていると、

ちょうど夕日の周囲だけ雲が薄くなっているように見える。振り返ると、背後の紅葉に陽があたり始めていた。いけるかも?
それは5分にも満たないショータイムだった。

3色の紅葉が鮮やかに踊り、

1本の枝が放つ黄金の輝き。
人工光には決して真似の出来ない演出。このひとときが一番、気分も高揚していたかもしれない。

あっという間のことだった。

ぼちぼちここは引き上げよう。いよいよ長くなる入場待ちの列を後目に、わたしたちは再び移動を開始した。

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