その道はうどんに通ず (1) 払暁待機

先週できた口内炎がまだ治らない。チョコラ飲むとか、マウスウォッシュを会社にも持ち込むとか、対策はいろいろとっているのだが、なかなかねぇ。熱い飲み物とかみずみずしいものとかがつらいんで、早く落ち着けたいもんだ。
さてここからはちょっと時を戻して1月3連休のお話。

まだ夜も明けやらぬ頃、我々はとあるサービスエリアまで歩を進めていた。

島の北端近く、淡路 SA。もちろん観覧車はまだ眠ったまま。だが、建物の裏に回り込むと、美しい空が待っていた。

天頂の藍色から、海を越えた山並みを伝うオレンジへ、ほぼ雲ひとつないと言っていい見事なグラデーション。

深く静かな蒼の海面を、阪九フェリーが横切っていく。おそらく神戸港へ着く便だろう。遥か昔、九州への帰省に使ったフェリーはまた別の会社だったけど、九州から関西への交通手段として CM でよく耳にしたのはこちらの方だったかな。

朝早い時間にしては結構な数の人が見守る中、7時を少し回った頃。

稜線の向こうから、おひさまが顔を出した。まさにその時ちょうど離陸上昇中だった関空発の機内からも、きっといい朝日が拝めたことだろう。

松の内最終日。年が明けてから「太陽が昇る瞬間」を観たのはこれが初めてだったから、自分にとってはこれが初日の出と言えなくもない。いい年でありますように。

地平からの上昇は実に早く、あっという間に辺りは明るくなって、見物客も散っていく。

ここらに居着いた住民なのか、どっしりと構えた猫も日の出を見守っていた。

振り返れば朝日に染まる明石大橋。つくづく、よくこんな長いモノを架けたもんだ。

すがすがしい朝を迎えたところで、ぼちぼちおなかがすいてきた。

パン屋がギリギリ開店前だったので、久々にミスドをいただくとしよう。甘いもので元気をつけて、ここからがドライブの本番。

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