名水が育むまち (2) 笑う河童

夕飯にて、今季初の鍋。かろうじて残っていたあごだしをベースに、ご近所で仕入れたつくねを投入。おいしゅうございました。てか、とうとう鍋がおいしくいただける季節になったか。まあもうすぐ彼岸やしねぇ。
では引き続き8月下旬の伏見散歩から。

月桂冠を後にして、近隣をぶらぶら。ちょっとした歴史を感じる場面。

寺田屋ってあの寺田屋ですかね。龍馬の。当時のものかどうかまでは知らんけど、意外と京の中心からは遠いところにあったのね。

付近には「龍馬通り」と名乗る商店街も(バイクのおっちゃんが出てきてる道)。狭いながらそこそこ人通りがあった。龍馬を扱った大河の頃なら、さらに賑わっていたことであろう。

この辺りに、月桂冠と並ぶ大手酒造会社がある。

黄桜。どーんと大書したロゴが誇らしげ。
酒造りの過程を詳細に紹介するのは月桂冠に任せた、ということなのかどうかは定かでないが、こちらの一般人向け施設はちょっと違う切り口。右側はレストラン、そして左側に展示。なんですけど。

黄桜といえばカッパでしょ。てことで、過去にいろいろ描かれたカッパの絵と、テレビ CM として作られた映像などを観ることができる。ここまでは妥当。しかし、この後がある意味圧巻。

カッパに縁ができたからといって、日本全国のカッパ伝承やら「証拠品」やらなんやらを調査した結果まで展示してある。もはや完全に一企業の PR とは関係ないレベル。

それにつけても、試飲したお酒が意外と回る。回るだけならともかく、まだまだ暑かった時期のこと。気ままに歩くうち、流動性の低い汗をだいぶかいた。やっぱ酒で水分もってかれましたかね。

ではそろそろ昼食をと、粋な町並みをしばし探し、目にとまった店へ。

待合の椅子に座ったところ、また龍馬さん登場。定番の写真とはちょっと違う構図が新鮮。
どうやらこのお店、酒蔵が酒と一緒に食事を楽しんでもらうためにオープンしたのが始まりらしい。伏見の酒とともに肴が並ぶメニュー。そちらも魅力的だったが、昼はランチメニューがあるようなので結局ランチにした。

あまり厚すぎないチキンカツに、梅おろしが抜群に合う。あ、もちろんお酒も少々いただきました。

てことで「鳥せい」さん、ごちそうさまー。

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