萌黄の都にて (4) 旅人たち集う

昨日の疲れなども多少残っていたのだが、多少は身体をほぐそうと思って「裏山」に歩いて登ってみた。それなりの靴だけ履いて軽装にしとけば、ほどよいハイキングやね。レンズ持って登るのはちょっとやだ。
まあそんなわけで5月の京都歩きラスト。

祇王寺から歩いて駅へと戻る。途中になにか甘味処はないかと見回していると、あれ?

こんなとこ店あったっけ。以前同じ道を通った際にはなかったはずだが、その後できたのだろうか。

さがの楓カフェ」という比較的新しいお店であった。その名の通り、店の周囲は紅葉に囲まれている模様。秋は見応えありそうね。

こんな暑い日に嬉しいひんやりメニューがあったのでそれぞれ注文。さりげなくワンポイントの飾りがあるのもいいね。涼しい店内で一息つけて助かった。

体温を落ち着けたところで、再び歩を進める。

旦那さん曰く、同じ黒髪でも着こなしの違いでなんとなく国籍がわかる。海外からのお客さんが多いのはいつものこと。

途中でやたら人が吸い込まれていく神社があったので、軽く覗いてみる。野宮神社、どうやら人気の理由は縁結びだったようで、おまいりの大行列。

我々はというと、おもてに書いてあった「じゅうたん苔」だけさらりと拝見した。

さらに進み、やがて竹林の道へ。

レンタルと思われる着物を着た女子たち。修学旅行の中学生。そして人力車。ある意味、非日常ばかりが周囲にあふれている。日本トップクラスの観光地らしい光景。

そして交差点に着いたと思ったら、今歩いてきたのは先程、バスの中から大混雑するのを観たあの道だった。なるほどねー。定番コースを逆に辿っていたのか。

そんなこんなで嵐山駅。例の 1day パスは嵐電でも使えるので、これで帰ろう。

和の模様に彩られた鮮やかな駅に、行き交う着物姿が溶け込んでいた。

やってきた車両はたまたまのレトロ仕様。この後みっちり満員になった電車で終点まで乗って、阪急に乗り換えて帰った。間違いなく、京都は身近になったね。今度はまた別の施設目当てで出かけよう。

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