実録・おひとり様物語 三宮編

ちょっと最近あまりにも内容がアレすぎるので、軌道修正。が目的ではなかったけど、天気も悪くないので、久々に西日本でのソロ活動に行ってきた。といってもトータル2時間少々、ほんのひとときではあったけどね。

本当は最初、北口に行くつもりだった。くま用品を買いに。しかし、在庫を観たら意外と残ってるのでそっちは延期。さて、どうするか。
あ。まだ買ってない CD あるぞ。
そんなときには地図をぐぐってみる。先日梅田に立ち寄った感じからすると、もしかしたら三宮の方が店が近接しているかもしれないと思ったのだ。
読みは当たり。タワレコ、HMV、ミヤコ、ツタヤ、ジョーシンくらいまでは周回圏内に入りそうだ。あれ、でもやっぱり昔あったはずのヴァージンがないような気がする。タワレコもそこにはなかった気がするし。何にせよ、これならどこか1軒くらいは置いてるだろう。

というわけで、くまと自分の昼食を済ませて出発。

っていきなりこんなん撮ってたら「軌道修正」の説得力ゼロやんけ! こほん。とにかくこいつで行くんだってば。

岡本を過ぎる。ふと、窓の外に懐かしい風景が。
…そうだ。入学から半年、此処がわたしの庭だった。阪急は岡本、JR なら摂津本山。一番近いはずの甲南山手ができた時には、もう実家に同居していたっけ。
御影や住吉あたりのマンションにも、見覚えがある。このあたりもよく通った。
一生懸命山側を凝視していたけれど、高いマンションなどが多いせいか、かつての住処も母校の姿も、直接は見えなかった。でも、あの山並み自体がキャンパスみたいなもんだ。そして、全く変わっていないように見える阪六も(阪急六甲を大学生はそう略した)。

ほどなく三宮に到着。本当に速い。さて早速店へ…と思った次の瞬間、足は勝手に駅前通りに出ていた。

うわー! なにそのあまりに不変なそごうの丸い壁は!
ちょうど通りかかった市バスの塗装も、当時と全く変わらない。


高くそびえる市役所の手前には、途中階が潰れたのを修復した旧本庁舎。それも記憶のまま。でも、角の丸井は絶対になかった。


そしてもうひとつ見慣れぬもの。ミント神戸。まだできて1年しか経っていないという。此処に以前あったビルに入っていた眼科で、コンタクト作ったっけな。
で。そのミントにタワレコが入っているわけで。お目当ての在庫は豊富だった。あっさり目的物を保護して再び外へ。


ふと空を観た。やけに見事なうろこ雲が一面を覆いつくしていた。
自然とは綺麗なものだ。でも、恐ろしいものでもある。
この街を観ると、どうしても、必ず思い出す。言葉を失うほどに崩れ去ったあの風景を。


今はもう、観ての通りの普通の大都市。人と車が当たり前のように行き交う。それが突然「当たり前」じゃなくなる可能性を、忘れてはいけないな。

そういえば、三宮へ向かう神戸線の車中で浮かんだのは「ただいま」という言葉だった。
いずれは東京に帰る、と宣言してはいるけれど、なんだかんだで神戸もまた、心のふるさとみたいなもののひとつに、なっているのかもしれない。

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