The Imperial Palace (3) 憩いの庭

今日は忘年会1本目。恒例のくじ引きのため、仕事道具(いられ)で無駄に頑張ったくじ券を作るのもまた楽しいもので。毎度わいわいやってるいつもの皆様、今回もよろしくです。
てことで、乾通り見学後に隣接スポットで引き続き紅葉狩りしたお話。

直進ルートで出てきた人の中には、そのまま信号を渡って北の丸公園をめざす人も多くいた。我々もそのコース。

例によって家からホットドリンクを持参していたが、見学中はいうまでもなく飲食禁止だったので、ここでようやくひと息つく。立ち止まった道の脇にも秋色が積もっている。

撮影の自由度という意味では、こちらの方が断然高い。たまたまベンチに落ちていたもみじを使って「季節感はつくれる」とかなんとか。

抜かりない旦那さんは、北の丸用に望遠装備も1本持ってきていた。交替で使う。

ここの木は背の高いものが多く、葉のフォルムを強調して出そうとすると確かに長いレンズが欲しくなる。

森の中、ごく一部だけがスポットライトでも浴びたようにクローズアップされ、着物のワンポイント柄のように帯状に浮かび上がるのも美しい。

紅葉が多いエリアには、ちょっとした水の流れもある。

形のよい葉っぱを何の気なしに放ったら、ちょうど水面に浮かんだ。ふわふわと回りながらゆっくり流れ、水底で静かに眠る他の葉たちと好対照を成す。

乾通りに合わせて来ただけなので北の丸の見頃は把握していなかったが、シーズンはほぼ終わりに近い状態だった。皇居内でも早いものは結構散っていたから、都内のピークは天気いまいちの先週だったか。

そのかわり、木々の足元は見事なレッドカーペット。

陽が当たればまた大きく表情を変える。赤や黄色の色さまざまに、と童謡に歌われたのは水の上だが、地上の落ち葉もまたよいものだ。

いやしかしいつも言ってるけど、無機物メインの我々にとって自然物の撮影は本当に難しい。これはこれだけでも突き詰めるうちに人生費やしそうだ。

燃えるような色を纏った木に感嘆しつつ、この日は早めに撮影終了。昼食後すごい勢いで曇ってきたので、さっさと帰って正解だったようだ。
余談だが、ランチしたのは北の丸から徒歩圏内の竹橋駅前。一見すると食事処など皆無なのだが、実はパレスサイドビル(実質的には毎日新聞の社屋)の下層階に相当数の店が入っていることが判明。今行ったばかりの乾通りのニュースなどを BGM に、インドカレーをおいしくいただいたのであった。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。