異邦人、香港へ行く (31) 幻彩詠香

一昨日と今日はいい天気だったわけだが、昨日の雨とはなんだったのか。昨日あの付近に雨属性の人がいたのだろうか。自分か旦那さんが雨属性、という可能性については考えたら負け。いつも雨なわけじゃないもん。
そんなこんなで1日飛びましたが香港話再開。3日目ラストのメインイベント。

夜の海辺へ繰り出したのには理由があった。その目的であるショーは、あと30分ほどで始まる。海沿いの尖沙咀プロムナードは、既に多くの人で賑わっている。2人で腰掛けられる場所をなんとか見つけて陣取った。

この巨大な物体は、香港文化中心という建物。我々が帰国した後、ここでプロジェクションマッピング等も催されたようだが、今回の狙いはこっち側ではない。

毎日夜の同じ時間に開催されるイルミネーションイベント “A Symphony of Lights” 。香港島側のビルを中心として、九龍半島側も一部が参加する。島側は中環から銅鑼湾まで広い範囲のビルが、この後さらに輝く。

つーかショー開始以前の時点で十二分に明るいんですけど。特に銅鑼湾の色とりどりなことといったらもう。
ちなみに、白飛びしてしまって写真ではさっぱり伝わらんが、この無数の光の中には日本企業の文字も多数見受けられた。そごう、パナソニック、東芝、エプソン、オリンパス、日立。

海上交通量が半端ないヴィクトリア湾は、夜になってもなお賑わう。

2隻いたクルーズ船のうち、小さい方が出航したようだ。香港最後の思い出にと、船から夜景を楽しむ乗客もさぞ多かろう。ショーの最中にこれほど大きな船は来なかったが、中規模以下のものならガンガン通っていた。明らかに鑑賞目的の船もちらほら。

20時。いよいよ開幕。
プロムナードでは、屋外スピーカーで英語アナウンスや音楽を聴くことができる。まずは参加ビルの名前が1つずつ呼ばれ、それに応えて各ビルが光って自己紹介。その後、音楽にのせてテンポよく光が変化する。

平常時からいろんな色出してるビルはわかりづらいんだけど、観ていると明らかにさっきまでと点滅パターンや模様が違う。中銀タワー右横では AIG タワーが曲面を明滅させ、IFC の奥では中環中心(The Center)がありとあらゆる色を出して対抗。

ハイライトは音楽に合わせて光のラインが一斉に浮かび上がるシーン。あちこちで歓声が上がる。

中環では、四方に向かって放たれる強力な白い光。

銅鑼湾ではレーザーが噴き出し、真っ暗な空を緑の槍で貫く。

いやしかし、それにしても結構難しい撮影やったわ。正味だいたい15分、ひたすら光が出るたびにシャッターを切りまくっていたわけだが、まあ歩留まりの悪いこと。出来のよかったものだけピックアップしたらこうなりました。はい。
堪能したところでお宿に戻り、地下のお店で夕食をとってこの日の行程は終了。撮りたい目標をあらかたクリアしたこともあって、コンビニで買って部屋で飲む青島ビールが格別に美味かった。

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