神在月の陰陽路 (8) 砂ふむ丘陵

来週の健康診断に向けて、問診票を郵送しておいた。今年始めに自腹で1度受けてるけど気にしない。扶養家族向けの補助が出てることだし、有効活用しない手はないよね。
さて秋旅2日目は、この日のメインイベントについて。

鳥取到着。これで未踏県をひとつ制覇。ここで下車したのは、乗ってきた列車が鳥取終点というのも勿論そうだが、本当の理由は寄り道だった。駅前から出ているバスを見つけ、揺られること30分弱。

どーん。
鳥取といえば当然、砂丘。せっかく未踏県なんでベタな観光スポットも盛り込んでみようということで、これ。乗ってきた砂丘ゆきのバスもほとんど終点までの客だった。

「馬の背」と呼ばれる丘部分の、一番高そうなところまで登ってみる。

目の前には青々とした日本海。
魚眼効果で伝わりづらくて恐縮だが、数歩進むと急坂。左右の人の大きさを比べてもらうと若干わかるかも。時間が有り余ってたら降りてみてもよかったが、砂丘滞在可能時間が1時間だったのでやめておいた。ちなみに、左のカップルさんにはこの直前に写真撮影を頼まれ、旦那さんが珍しく引き受けていた。

見渡す限り 180 度は海、残り 180 度は砂。なかなか豪快な景色。て、別にリア充アピールしてるんとちゃうからね。真横に立たれると半端にフレームインしちゃうんで、背後に回ってもらっただけっす。

それにしても当然ながら砂だらけである。

午後の訪問とあって足跡のついたエリアが大半だったが、数少ない風紋残存部分を目ざとくチェック。

誰かが歩いた証は、数日かけてゆっくりと風に消えていく。

しかし暑い。いくら天気が良いとはいっても、10月上旬とは思えぬほど暑い。やはり周囲が砂だらけだからだろうか。

そんな中、我々を含む観光客は、バス停から一旦丘を登り、砂の坂を下り、また馬の背を登る。「砂『丘』」だから丘に決まっているのだが、勝手にイメージしていたものよりも大幅にアップダウンがある印象。

馬の背だいたい全景。右半身をこちらに向けて、首を右に曲げているような格好だろうか。
付近でらくだに乗る有料サービスも展開されていたが、乗らない人がらくだ写真を撮るとお金を要求されるそうなので、カメラ持っていく人は注意した方がよろしいかと。

ひとしきり砂世界を満喫したところで、バス停付近に帰還。

あまりに暑かったので、こちらの昭和感全開な「砂丘会館」にて梨ソフトをいただき、おみやげ物色等してバスを待った。ここで買った梨ケーキをやくもで食べたのは既報の通り。
最後に、帰りのバス車中で気づいたものをひとつ。

水森かおり「鳥取砂丘」ってあれかー! 結構まめにチャート番組とか観てた時期の曲みたいで、タイトル観た瞬間にサビが頭をよぎった。こういうの、ファンの人は聖地巡礼みたいな感じで来るのだろうか。

なお、ものすごく余談だが、砂丘エリアにある「砂の美術館」へ、我々がここを訪れる前日に秋篠宮両殿下が訪問されていたことを後日知ってびっくり。この後特急の車窓から日本最大の池・湖山池が見えたのだが、同池のほとりで開催された「全国都市緑化祭」では、まさにこの日、梨をお手植えされたそうで。去年東京駅でたまたま両陛下のお帰りに出くわしたのを思い出すニアミスであった。

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