燃ゆる長月 (4) 宵祭の部・4

そろそろ彼岸やねぇ。すっかり秋の虫の鳴き声も盛んになって…などと考えていた今日午前。まさかの蝉の音に耳を疑う。1匹しか聴こえんかったからまあ単なる寝坊やろとは思うけど、それが可能な程度にはまだ暑いってことか。着るものの調節に悩むところだ。
さてさて、だんじりの巻は初日分ラスト。

もくじ

ごあんない

だんじり関係者の皆様(曵行とか運営とかの方。観客を除く)は「一般市民」ではありますが、祭りの雰囲気を最大限に伝えるため、ぼかし等の加工は行っておりません。もし御自分が写っており、なおかつ掲載をご希望でない場合は、本記事コメント欄までおしらせください。

我々が16時前に一旦撤収したのには、理由があった。勿論暑い中歩いて疲れたというのもあるが、この日は夕方から雨の予報。それは残念ながら見事に的中し、17時から18時頃にかけて、辺りが真っ白になるほどの土砂降りに。路地の一部に至っては一時冠水していたくらい。
その影響で、夜間に催される予定だった「灯入れ曵行」がなんと中止に。昼と夜両方観るのを楽しみにしていただけに寂しかったが、翌日の開催に期待。

両親とともにすきやきを堪能し、しっかり食休みをとる。曵行は無いようだけど、ちょっと街の様子を観に行ってみよう。

駅の正面口付近では、提灯が明るく周囲を照らしている。

これはアーケードの入口。ここでパレードの際に花束を受け取ったり、やりまわし前に力を溜めたりしてるんやね。その様子を観るには、早朝からの場所取りが必要っぽい。

そのままアーケード内を歩いていく。

各町のはっぴをかたどったプレートと「御神燈」。同じ提灯が、一般のおうちの玄関にも多く提げられていた。

そうそう、岸和田の商店街といったらこれを忘れちゃいかん。コシノさんち。付近には NHK のギャラリーやらロケ用店舗やら。朝ドラが終わって半年経つが、カーネーション効果はさぞ大きかったのであろう。

再び大通りへ抜ける。

だんじりが出てなくても、人は結構普通にわらわら歩いている。本来なら曵行に回っていたであろう人たちも、今は休養をとったり屋台を楽しんだりしているようだ。

庫の中に一旦だんじりをしまい、明日に備える町あり。

屋根に雨避けをかけたまま、笛や太鼓の練習に励む町あり。

昼間近寄れなかった本部の前も、今は静かに、翌朝が来るのを待っていた。我々も明日のために、帰って休むとしよう。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。