春はまだ終わらんよ (8) 飛騨/祭祀総覧・1

いやー今週は疲れるわー。冬からの仕事がようやく第一部完に近づいてまいりまして、作業も佳境つーか今更ながらの内容も多々あったりなかったり、退社前の1時間だけで相当量こなしたり。まあなんとかなるやろ。
さて連休ですが引き続き高山よりお送りしております。

高山へ来ることは当初から予定していた。が、家を出た時点では想定外だったイベントが、この日催されていた。

春と秋、高山祭というそこそこ著名なお祭りがある。その各季に出る屋台(一種の山車)を全部街中に並べて見物できるようになっているのが、その催し。なんでも半世紀以上ぶりの開催で、祭が無形文化遺産に指定されたのがきっかけらしい。
と、前夜のローカルニュースと新聞が伝えていて初めてそれを知る。車を実家へ置いてきたのは、この情報を踏まえてのことでもあった。実際、ほぼホコ天状態の区域内で休業の駐車場も多かったので大正解。

中でも陣屋前付近に見所が多いよ、と、だんご屋のおばちゃんも言っていたことだし、ちょっとそっちへ。

4つの屋台と、1つの特殊な形状をした山車が並んでいる。

中央上の丸い物体は太鼓。小さいながらも豪奢な装飾が目を引く。

他の屋台がここにあるのは、高山祭の特徴的な道具を見せる意図。

前方へ張り出した柱の先端に、それぞれ人形が据え付けられている。いずれもからくり人形で、午後から1つずつ実際に動くところを披露するようだ。

端正な顔立ちの少年から七福神まで、モチーフは様々。

どこの祭りでもそうであるように、屋台は町単位で受け持たれている。各町が代々継いできたいろいろな歴史や意味が込められているのだろう。

背後にも回ってみたが、これまた壮麗。

交差点をつぶしたこの広場での催しは昼休み明けのようなので、そこらを散策。

もいいけど、もう少しおなかにモノを入れておこうかな。

通りがかりの屋台(こっちは食べ物を売る方)につられて、飛騨牛まん。順当においしゅうございました。

高山の桜はようやく散りつつあるところ。福井からの路程でもまだ満開の花があったりしたから、やはり日本は狭いようで広いものだ。

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