燃ゆる長月 ’15 (9) 本祭の部・4

ご近所に学校がいくつかあるのだが、1ヶ所で運動会やってた。なにやら風に乗って聴こえる BGM。しかし、10月10日が体育の日固定じゃなくなってから、この連休ってわりと天気悪いよね。なんでかね。
なわけで岸和田だんじりラスト、ふたたび夜の部。

もくじ

ごあんない

祭りの雰囲気を最大限に伝えるため、祭り参加者の方に対するぼかし等の加工は行っておりません。もし御自分が写っており、なおかつ掲載をご希望でない場合は、本記事コメント欄までおしらせください。

夕飯は「いつもの小料理屋」。ここで両親と4人で海の幸に舌鼓打ち放題なのも、これが最後。いつも以上に味わっておいしくいただいた。
勿論 BGM はテレビ岸和田の中継。だがしかし、やっぱり宮入りの進行遅れが響いたか、18:45 まで昼モードで曳行。灯入れへの切り替えどーすんねんと思ったら、なんと CM 明けの19時には宮本町の完璧な提灯姿が。早っ! と画面につっこんだのは自分のみならず、地元のおっちゃんも同様であった。

ともあれ、おなかいっぱい。腹ごなしに灯入れ曳行を観よう。

夜になると人員配置がお子様メインに変わるからだろうか。各町の装いに身を包んだ若者を、だんじりのないところで見かける機会が少し増える。住む町は違えど、仲良きことには変わりなし。

今日は商店街で、アーケードの下を行くところを鑑賞することに。

既に行列ができている。屋台こそないものの、通行人が多くて狭く、進行が遅いのは大通りと一緒。

商店街の建物にも「お立ち台」が多数存在する。しつらえは現代的でも、機能としては祭り見物。

ちびっこ鳴り物隊も元気にがんばっている。乗っているだけだとしても、いつか来る本番への憧れはこういうところから育つはず。

それにしてもあまりに進みが遅いので、後ろの町のほうへ移動してみる。

あ、動いた。といっても通行人も渋滞してるんで、こちらの進みも遅い。

昼のだんじりでは絶対ありえないシーンもあった。車載(?)ビールサーバー。他の町では行列の先頭でサーバーの台車を押してる場合も。いずれにせよ、ちょいちょい注いでは関係者さんたちにふるまわれていた。2日間の疲れをねぎらうのにはビールらしい。

大工方見習いくんたちの姿もぎっしり。もはや屋根が見えない。

前回は死ぬ程暑かった記憶が強いが、今年はそこまででもなく。ただ曳いてる人が暑いことには変わらんね。

おとながビールならお子様はアイス。
しかし、この並松町で目を見張ったのはそこではなかった。

大工方がなにか手にしたと思ったら、提灯を覆うように垂れ幕を展開。青年団長さんをねぎらう微笑ましい内容だった。よっ!団長!

大事な祭礼を無事やり遂げた安堵が漂う、和やかな夜のひととき。

こうして、3年ぶり2度目のだんじり鑑賞は終了。

一時的とはいえ実家が泉州にあったからこそ観る機会を得た、日本有数の知名度を誇る祭り。百聞は一見に如かず、とはまさにこういうのを言うんやな。

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