さくらさくら ’18 王子動物園・旧ハンター住宅編

本日は前倒しお祝いディナー。例年通りワインチーズ生ハム等々買ってきたわけだが、ちょうど期間限定で売っていたいちごパフェが大変おいしそうだったので、既におやつでいただいた。でも結構ボリュームあったし、先に食べて正解だったわ。
さて花見報告、花以外のものが主役のターンに入ります。

まあタイトルでネタバレなんすけど、わざわざ動物園の入場料を払った理由は、実質的に建物見学料としての性質だった可能性もあったりなかったり。

その名の通り、かつてハンターさんという方が暮らしていたいわゆる異人館の1邸がこちらに移設され、大事に保存されている。もともと室内は非公開がデフォルト。外観が見えればいいやと思ってたところ、たまたま4・5月限定の内部公開期間がまさに始まったばかり。これはラッキーと、いそいそ見学に向かう。

ただし、見学には制限がある。なんせ国の重要文化財であるため、当然土足厳禁。所定のスリッパを使うのだが、数に限りがありまして、ちょうど大人スリッパが底をついているタイミング。しばらく待たせていただきましょう。

すると、我々の大きなカメラに気づいた係の人が「では特別にサービス」と、スリッパ履き替え用のすのこをどかして玄関タイルを広く見せてくれた。ありがたく鑑賞。床ひとつとっても丁寧なお仕事で。

その後数分でスリッパを確保。廊下からまずは1階の部屋へと進む。

数ある現存異人館の中でも最大級というだけあって、広々とした室内。しつこくない程度の装飾感が好ましい。

部屋の外側にはサンルームに似た空間。元は屋外に開放されていたものの、日本の気候(きっと湿気とか冬とか)を考えて窓を後付けしたとかなんとか。それでも採光性は損なわれないような窓形状になっている。

続いて2階へ。

いくつかの部屋に分かれており、中には当時そのままの調度品なども。

外に視線を移せば、均整のとれた窓枠越しに満開の桜。

かつてこの家が北野にあった頃の景色とはまったく違うにしても、いい額縁だ。

それにしても、内外ともにとても綺麗に保たれている。それだけ大事に保存されている証やね。

ちなみに、2階で室内を見物していると、係の人(玄関とは別の方)が解説してくれた。

暖炉(このタイルは暖炉足元外周のふち)の奥に立ててある煉瓦は、ハンターさんが自分の会社で焼いた当時のものが一部そのまま使われているとのこと。それを示す焼印が、一応見えるように展示されている。そういう話おもしろいから説明パネル立ててもいいと思う。

なわけで、パステルグリーンの外観に桜のピンクがとても合う春らしい物件でございました。

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